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街の弁当屋が「夢のタワマン生活」を実現できた訳。秘訣はネット集客

学び

店頭をYouTube生配信。意外なメリットが…

キッチン

キッチンDIVEのYouTUbeチャンネルライブ配信の様子

「渋谷スクランブル交差点って、毎日色々な人が行き交うじゃないですか。特定した個人ではなく、単純に人が歩く光景自体に面白みを感じ、一種のエンタメのように思えたんです。そこに、百貨店などのバーゲンセールで人がわっと集まる光景のようなものがあれば、もっと楽しいかなと。そう思いついたので、24時間YouTubeで売り場の様子を配信してみることにしました」

 YouTubeでのリアルタイム配信を行うことで、客は在庫確認してから買いに行くことができる。さらに、実質監視になっているため、万引き防止にも役立ち、人件費削減にも繋がっている

 画期的なアイディアだが、プライバシーや肖像権の侵害を不安視するネガティブな声がネット上で広まってしまい、炎上騒ぎに繋がったこともある。

炎上に屈しないためのファンづくり

キッチン

キッチンDIVE店長の伊藤慶氏

「本当のところ、売り場を生配信することが、侵害に当たるか弁護士に聞いたところ、『店頭と店内にあるポスターで、ライブ配信中と告知していることから、それを承知の上で来店しているのであれば問題ない』という弁護士の見解でした。

 侵害されたくない人はうちの店を利用しなければいいだけですし、毅然とした態度で炎上と向き合うことで、難を逃れることができると思います

 また、すごく大切なのは、こういった炎上騒ぎが起きた時に、どれだけファンをつくっているかです。私の主張を代弁してくれるのはもちろん、正しい見解を勝手に拡散してくれる。こうしたファンのおかげで支えられていると思うと、もっとファンが喜ぶようなお店づくりをしていきたいと思いますね」

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