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「初任給は通常の半分に」新入社員が恐怖した会社のコロナ対応

学び

 コロナ禍も少し落ち着きをみせ、ゴールデンウィーク後は普通に出社する人も増え始めました。4月は会社も対応に追われ、リモートワークを導入したりすることで社員の感染防止対策に努めていました。

マスク

※イメージです(以下同じ)

 しかし中には、何の対策もなく出社を求めていた企業もあるそうです。コロナ禍がきっかけで、企業への不信感を募らせてしまった人もいるのではないでしょうか

勤務形態のギャップがヒドい

 大阪の不動産会社に新入社員として入社した大島千陽さん(仮名・23歳)は感染防止対策を行わない会社に対して、それまで感じていた不信が爆発したと言います。

「そもそも入社してから研修が1日しかないのが、おかしいと思いました。翌日からは普通に資料を作成したり、電話応対することを求められました。

 しかも土日祝は休みと言っていたのに、土曜日は月に2回ほど出社するんです。入社前の会社案内で記載されていた条件との違いが多く、戸惑いました」

 そんな大島さんの不信感をさらに大きくしたのが、会社のコロナ対応でした。そこには、社長の一存で全てが決まってしまうワンマン企業の特徴が強く影響しています

会社のコロナ対応にガッカリ

職場 失敗

「まず、緊急事態宣言が出た後も、何も労働環境が変わらないことが不思議でした。友人の勤める会社は、リモート研修に切り替えていましたから。

 驚いたのは、初めて社員が体調不良で早退した時です。新入社員が呼び出されたので、自分たちも早退するのかと思ったら『手を洗ってください』と言われただけ。その後は普通に仕事をさせられました」

 さらに状況が悪化し、新入社員2人が40度以上発熱して早退するという異常な事態に。

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