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オンライン会議でも通用する「伝え方」。プレゼンの達人が語る極意

キャリア

記憶と情熱はどう伝える?大事なのは…

 ライブはすでに後半戦。視聴者数は7500人を突破し、伊藤さんの「伝える方法」がまさにTikTokユーザーの心に刺さっていることがわかります。

「続いてが、MEMORY。これは言葉どおり、覚えてもらうことです。そのためにいちばん大事なのはキーワードで伝えることです。今日最初から聞いている人も、途中から聞いている人も、これだけは覚えてるっていうキーワードがあるんじゃないかな」

伊藤羊一さん

そう言って伊藤さんはボードを取り出し、画面に向けます

 そこに書かれていたのはAIDMAの文字。

「まさに今日これを実践してます。僕は『AIDMAだけ覚えてください!』と何度も言っています。これだけは頭に残しておいてほしいキーワードをわざと最初から言い続けてるんです。そうすると、他のことは忘れてもキーワードだけ覚えてくれます。人に物事を伝えるときは、絶対に覚えてほしいキーワードを事前に決めておくといいんです

 そして、話は佳境に。

「次に大事なのがDesire。これは、情熱的に話そうってこと。好きなものって熱が入って話しますよね? いまみんな好きなものがあるはず。スポーツとか」

5分のプレゼンを300回練習した

 ここで、伊藤さんは自分の意外なエピソードを口にしました。

「僕は広尾にある私立男子校に通ってたんだけど、高校1年生のとき、テニス部をクビになりました。そこからちょっと不良になってナンパばっかりしてた(笑)。つまり、10代は好きなものがなかったんです。でも、みなさんの中で、今好きなものある人はラッキーだね」

 そんなギャグが入りつつも、最後に伊藤さんが伝え方で重要なキーワードと話したのは「Action」。

「なんといっても行動して自信を持つこと! 僕は5分のプレゼンを300回練習したことがあります。それはあの孫正義さんにプレゼンするため。300回も練習すると、さすがに慣れて自信がつくんです。結果は大成功。行動をすることで、自信がついて相手に伝わるんです」

 こうして、伊藤さんの60分にわたる白熱教室は終了。物事を伝えるときには、しばしば「短く、完結に」と言われますが、それを体系的に語ってくれた伊藤さん。

 彼が画面越しのTikTokユーザーにうまく内容を伝えられたように、AIDMAを押さえて話をすれば、私たちもオンライン会議などの場でしっかり誤解なく伝えたいことを伝えられるかもしれません。

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【伊藤羊一(いとう・よういち)】
東京大学経済学部卒。ヤフー株式会社コーポレートエバンジェリスト、Yahoo!アカデミア学長と株式会社ウェイウェイ代表取締役を務め、年間200回以上の講演をこなす人気講師。ソフトバンクアカデミア在籍時には、ソフトバンク孫正義会長をもうならせたプレゼンによって、国内CEOコースで年間1位の成績を修めた

※この記事は、4月20日に「TikTok教室LIVE配信」で放送された伊藤羊一さんによる「誰でも出来る『伝える極意』」の内容をまとめた記事「【TikTok教室LIVEレポート】Yahoo!アカデミア学長 伊藤羊一による “伝え方の極意”」を再編集したものです。

<TEXT/TikTok公式note編集部>

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