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時短出勤にしたら「社員がエステに飲み会三昧」新型コロナの思わぬ余波

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 新型コロナウィルスが猛威を振るい始めてから、不安でストレスフルな日々を過ごしている人も多いと思います。

通勤 サラリーマン

※イメージです(以下同じ)

 毎日のように、様々な経済的な打撃がニュースで流れ、マスク不足だけならず、学校休校や紙製品不足まで、私たちの生活にも大きな影響が出てきています。

 1月27日より4000人規模で真っ先にリモート勤務を開始したGMOインターネットグループのように、会社の勤務形態が変わった人も多いと思いますが、今回は2月の最終週から、新型コロナ対策でフレックス、時短勤務が始まったというメーカー勤務で営業職の翔太さん(仮名・29歳)に話を聞いてみました。

フレックスでも通勤ラッシュ!?

 自宅がある神奈川県西部から、会社がある都内まで毎日約1時間半かけて通勤しているそうですが、フレックス勤務が始まり、楽になったのは最初のうちだけだったようです。

「本来の定時は9~18時なのですが、コロナ対策でフレックスになり、11~15時のコアタイムにいれば出勤扱いになりました。業務に支障がない前提で、早めに来たり帰ったりもできるので、職場で4時間勤務になってラッキーって思いましたね」

 満員電車での感染を懸念しての時差出勤、時短勤務導入だったようですが、その効果については微妙なところもあったようです。

「たぶん、たくさんの会社がオフピークを取り入れているからだと思いますが、時間をズラしても結構普通に混んでます。もちろん普段の通勤ラッシュほどの混み具合ではないですが、感染防止にはなってない気がしますね」

営業職はフレックスでも関係なし

駅

 逆に、朝から会議があり、普段通りに出勤した時に限って、電車がとても空いていたことも。本末転倒とは正にこのことですね。

「僕みたいに外回りの営業だと、フレックスを導入してもお得意さんの都合に振り回されるので、そんなに大きな変化はないですね。もちろんアポがなければとっとと帰りますけど……。なので、事務系の社員がキッチリ11~15時だけ働いているのを見ると羨ましいです」

 時短勤務を遂行している事務社員がこなしきれなかった仕事を、片付けるのも翔太さんの役目になっていて、逆に仕事量が増えたようにも感じるそうです。

「いつまで続くか分からないフレックスなので、意地でも少しでも早く帰ろうと頑張ってますし、いつもよりは早めに帰れてますけどね」

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