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スタバのバイト経験は「就活で有利」になるか。ディズニー、ユニクロのバイトは?

学び

 就職活動で「学生時代一番頑張ったことは?」という質問に対し、「アルバイトの内容」を答える学生は多いと思います。自由に使えるお金が増えることが楽しくて熱心にアルバイトをする人もいますし、ご両親の仕送りだけではやっていけず「生活のため」多くの時間をアルバイトに費やす人も多いと思います。

スタバ

※イメージです(以下同じ)

 筆者も既卒やフリーターの就職支援を行なっていますが、「学生時代、頑張ったことはアルバイトです」という話をよく聞きます。

 そんなアルバイト、マイナビが2019年に行なった「大学生のアルバイト実態調査」によると「大学生の3人に1人は就職活動を意識してアルバイト探しをしている」という結果が出ているそうです。

内定に絶対有利なアルバイトはない

 そこで今回、アルバイトの経験が実際に就職活動で有利に働くケースやアルバイト探しポイントなどをお伝えできればと思います。

 いきなり残念なお話になってしまうのですが、「これをやれば絶対に内定が取れる」という“万能薬的なアルバイト”はありません。

 志望先と同じ業界や企業でアルバイトをすることは、業界研究や人脈作りに多少なりとも役立つかもしれません。しかし、絶対内定が取れるということはありません。

「スターバックス」「ディズニーランド」「ユニクロ」のアルバイトが就職に有利だという噂がかつてありました。

 しかし、若手採用の現場にいる筆者からすると、微々たる有利という印象です。「接客業務の経験を経て、明るく初対面の人とも話せる人が多い」「有名企業なため人事に伝わりやすい」というくらいです。

ユニクロのバイトは有利になる?

ユニクロ

ユニクロNY店 ©InSapphoWeTrust CC BY 2.0

 また、これらの企業のアルバイトが他の接客アルバイトと違うところとして「アルバイトに対する教育投資の大きさ」はあるように思います。実際、筆者もユニクロでアルバイトをしていましたが、ユニクロを展開するファーストリテイリングは「全員経営」という考えを大事にし、アルバイトも社員と同じように「経営者視点」を持つよう指導されます。

 例えば出勤したら昨日の売り上げ結果をメモにとり、本日の売り上げ目標をメモにとり、現場では自分がどのように行動したらその売り上げ目標が達成できるか考える……。学生アルバイトでも、売り上げのための発言は社員と同じように尊重される、そんな環境なのです。

 スターバックスもアルバイトでも定期的に上司と「どんな目標を持って業務をするか?」という面談を実施するそうです。楽しそうですよね。

 仕事をやらされるのではなく、「こんな目標を達成したい」「こんなことができるようになりたい」など「自身がどんな主体性を持ってアルバイトに従事するか」を自然と考えることができるような環境があるのです。

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