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シスコンの兄は32歳実家暮らし「いつか彼女が…」と見守る妹の本音

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 実写映画化された『兄に愛されすぎて困っています』など、兄から妹へのシスコン(シスターコンプレックス)を題材としたコンテンツが人気です。とはいえ、実際に妹が好きすぎる兄を持つと、どう感じるのでしょうか。

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※イメージです(以下同じ)

 今回話を聞いたのは、シスコンをこじらせた兄を持つ田上緑さん(仮名・25歳)です。緑さんの兄・信也さんは、7歳年上の32歳。2人とも父親似だそうですが、中身は真逆なのだそう。

妹を溺愛する、年の離れた兄

「私は自分で言うのも何ですが、社交的な性格です。早く親元を離れたいと思っていたこともあって、現在は都内で1人暮らしをしています。それに対して、兄はずっと実家暮らしで内弁慶な性格です」

 シスコンのお兄さん。いつからその片鱗が見えてきたのでしょうか?

「当時はシスコンという言葉が一般化していなかったからかもしれませんが、幼い頃は“妹好きなお兄ちゃん”という程度だったように思います。とはいえ、7歳という年の差もあってか、私は生まれた頃から兄に溺愛されていたようで、幼児期の写真を見ると、兄とくっついているものが多いです。一方で、兄が中学校に上がるまでは、ケンカもよくしていました。子供だったので考えるより先に手が出ていたのでしょう」

「俺の妹、世界一可愛い」発言

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 緑さんがお兄さんのことを「シスコンかもしれない」と感じたきっかけは?

「兄が思春期のころですね。まず中学生になると手の出るケンカはなくなりました。さすがに落ち着いたのかなと思っていましたが、その頃から私にやたらベタベタしてくるようになったんです。『可愛い~、可愛い』と、甘やかしたり、抱きついてきたりとか。

 中高生って男子でも身だしなみを気にして、彼女ができる時期だと思うのですが、そういった気配もありませんでした。さらには、アイドルや芸能人を見ても『緑のほうが可愛くない?』と言ったり、私が『お兄ちゃん、彼女いないの?』と聞いても『やー、緑より可愛いやついないなー』と言ったりする次第でした」

 緑さんも「様子がおかしいぞ」と徐々に感じ始めたそうです。

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