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お金に執着する伯母と、パチンコマニアの父…振り回された家族の災難

暮らし

 同じ親の元に生まれ、子どものころからひとつ屋根の下で暮らす兄弟姉妹。いくら同じ家庭環境で育ったとはいえ、性格も個性も違うために兄弟同士で気が合わないという人も多いでしょう。

家族

※画像はイメージです(以下同じ)

 今回ご紹介するのは、パチンコが好きな弟とお金に執着する姉のお話です。

生活費を車につっこむ父親

「私の父とその姉にあたる伯母がかなり強烈でした」と語ってくれたのは美奈子さん(仮名・33歳)。

「私が子どものころから、父は生活費にまで手を出すほどのパチンコ好き。そんな父親に母親も愛想を尽かせていて、ケンカばかりしていました」

 その父がある時、家族に何の相談もなく新車を買ってきたことがあったそう。

「私を含めて3人の子どもは全員社会人になり、父、母、弟の3人で暮らしていたときの話です。外出先から帰ってきた弟が駐車場に停まっていた見知らぬ車を見つけたそうなんです。家にいた父親に『あの車なに?』と聞くと『買ってきた』と」

 軽乗用車とはいえ、新車となると大きな買い物です。自分の小遣いで買うとしても家族にひとこと相談があってもいいはずですが……。自身の小遣いではなく家計に大きく響く買い物だっただけに、家族も怒りを通り越して呆れたといいます。

母が怒った伯母の失礼な一言

あつかましい叔母

 一方、伯母さんは思ったことを遠慮なくズバズバいう性格。一人娘を出産後、生活費を渡さない元夫とすぐに離婚して上京し、小さいながらも会社経営者になりました。業績が良かったのか、都内のマンションと地元に一軒家を所有し、いつも高そうな服やバッグを持ち歩いていたといいます。

「伯母が帰省するため、父が車で片道3時間以上かけて迎えに行ったことが何度かあり、その度に『新幹線で来ればいいのに……』と思っていました」

 地元の一軒家は帰省するタイミングで別荘代わりに使用し、普段の管理を弟である美奈子さんのお父さんに任せていたそうです。

「ある日、伯母さんから高級ブランドのカバンをいくつかプレゼントされたことがありました。母の小遣いではとても買えないものばかりだったので喜んでいましたが、伯母が『あなたにはもったいないから、美奈子に持たせて』と母親本人の前で言ったんです。母親は苦笑いしていましたが、伯母がいないところでめちゃくちゃ怒っていました…」

 当時の美奈子さんは小学校高学年。さすがに高級ブランドのバッグは早すぎると思いますが、伯母さんは美奈子さんの母親には持たせたくなかったようです。とはいえ、本人の前でそれを言ってしまうのはあまりにも失礼ですよね。お母さんが怒るのも無理はありません。

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