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新世代コント師・ハナコが語る、デビュー前夜「養成所に行けばプロになれるかと…」

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「キングオブコント2018」で優勝し、霜降り明星などとともに「お笑い第7世代」をけん引するトリオ、ハナコの菊田竜大さん(32)、秋山寛貴さん(28)、岡部大さん(30)。

ハナコ

 コント師のイメージが強い3人だが、今年に入って菊田さんは飄々としたキャラクターでバラエティ番組に出演。岡部さんは大食いや食リポで頭角を現し、秋山さんは同じ事務所の芸人・中村涼子さんとアート展を開くなど、それぞれの個性も光りはじめている。

 メディアでの露出も増えた今、彼らはどんな気持ちで活動しているのだろうか? それぞれのルーツやテレビ出演時の率直な思いなどについて話を聞いた。

まったく個性の違うそれぞれの学生時代

――現在、お笑い芸人として活躍されていますが、それぞれどんな少年でしたか?

秋山寛貴(以下、秋山):学校では絵を描くのが好きなおとなしいタイプ。ただ、毎週、『笑う犬シリーズ』(フジテレビ)を楽しみにしてるようなお笑い好きの一家で。「小須田部長」の耳あてのマネを家族みんなでやってるホームビデオがあったりします(笑)。

岡部大(以下、岡部):僕は小・中・高と、ずっと学級委員長やってるようなマジメな生徒。バスケ部でも、練習を一番頑張るって理由でキャプテン任されるような努力タイプ、ちびまるこちゃんで言うと“丸尾くん”みたいな感じでしたね。

菊田竜大(以下、菊田):ずっとクラスの爆笑王でした。たとえば小学校5年生くらいの頃に、音楽の授業で先生が作曲家・ブラームスを紹介したときがあって「僕のお父さんです」って言ったらドカーンとウケたり。当時からテクニックを駆使して笑いをとってましたね。

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秋山寛貴さん

――まったく個性が違いますね(笑)。中学・高校時代に打ち込んでいたものや、ショックを受けたエピソードなどはありますか?

岡部:高校までずっとバスケに打ち込んでました。能代工業って強豪校に勝つと目標を立てて、高校3年のインターハイで本当にその場面がきたんです。ただ、思ってたより強くて、蓋を開けたら150点とられて大敗(苦笑)。完膚なきまでに打ちのめされました。

秋山:中学の剣道ですかね。夏休みもずっと練習があるような、けっこう厳しめの学校で。辞めていく同級生が多かったんですけど、みんな「親が倒れた」とか別の理由を使うんですよ。そこでちょっと人間の裏側を見た気がしました。

菊田:僕は中学時代の『実況 パワフルプロ野球』ですね。畳の部屋であぐらかいてずっとゲームしていたら、足のくるぶしに負担がかかってブニョブニョの“パワプロダコ”みたいなのができた(笑)。それくらい熱中してやってました。

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