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優秀な若手は知っている「10秒で差がつく」新人への教え方  

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 入社まもない若手社員でも新人教育を担当することはあります。しかし、育成経験ゼロで、どうやって新人にレクチャーすればいいのか全くわからず、悩んでいる人も意外と多いのではないでしょうか。

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※画像はイメージです(以下同じ)

 かつてソフトバンク株式会社にて、1000人規模の新人研修、100人を超える社内講師の育成を担当した島村公俊氏の著書『10秒で新人を伸ばす質問術』には、そんなときのヒントが数多く詰まっています。

 全5回にわたって「育成経験ゼロの先輩・上司がはじめる新人育成術」を紹介します。第1回は「新人の性格から育成のポイント&フォローを知る」についてです(以下、島村氏寄稿)。

より短時間の指導で新人を一人前に育てる

 指導者であるあなたは、何か新しい仕事を始める時、レクチャーをじっくり聞いてから行動に移したいタイプですか? それとも、レクチャーはむしろいらなく、まずは行動して、トライアンドエラーで学んでいきたいタイプですか?

 部下を指導する際に、タイプ別にアプローチする話は、世の中にあふれていますが、その必要性はどこにあるのでしょうか?

 以前と比べると今の世の中は、より短時間の指導で、スピーディーに新人を一人前にすることが求められています。しかし、指導者の皆さんは、日々の業務で忙しい中で、新人の育成に充てる時間の確保が難しくなっています。限られた時間で育成するには、効率的に育成するしか道はありません。

 新人がより丁寧なレクチャーを求めているにも関わらず、指導者は、そんなことより、“まずはやってみろ”という指導スタイルを好む傾向にあるため、育成効率が極端に悪くなります。ですから、育成の初期段階でつまづかないようにするために、タイプ別アプローチを取り入れる必要があるのです。

 新人のタイプには大きく分けて2つのタイプがあります。1つは、やりながら覚える行動派タイプの新人、もう一つは、全ての説明を求める慎重派タイプの新人です。それぞれ分けて説明していきます。

10秒で新人を伸ばす質問術

10秒で新人を伸ばす質問術

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