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「おブスから“微魔女”へ」100回お見合いした私が結婚できたワケ

コラム

 みなさんこんにちは。栄藤仁美です。ここ最近、テレビの情報番組で「おブス」というワードが飛び交ったり、「ちょうどいいブス」なんて言葉を聞いたりします。「ブス」という言葉がルックスだけでなく、いろんなニュアンスで使用されることが増えてきたんだなと感じます。

女性 スマホ

※画像はイメージです

 私もご多分に洩れず、おブスです。今回は、そんな私の体験談をご紹介します。婚活に本当に求められるのはビジュアルではなく、完璧ではない自分と本気で向き合えるかどうか。これが明暗を分けるといっても過言ではありません。

 婚活中の女性は、自分を見直すきっかけになったらと思います。男性のみなさんは、異性の気持ちを理解する参考材料として読んでみてください。

「嫁向きだから」と言われても、おブスだった私

 私は100回のお見合いなかで、必ず男性に聞いていたことがあります。それは「なぜ私とお見合いしようと思ったか?」というもの。この質問に100%の確率で返って来たのが「キミは嫁向きだから」という答えでした。

 私がお見合いしていた男性は、「自営業、または、個人事業主」「代々続く資産家の息子」「資産50億~」「30手前~」「バツイチ、または、モテる若い男性」「自信家」といったタイプです。彼らが口にする「嫁向き」とは、次の4つが当てはまる女性のことを指すようでした。

・嫁としての義務をまっとうするタイプ
・三歩下がることができるような古風さがある
・目上のひとのウケがいい
・自分色に染めやすそうに見える

 婚活まっしぐらだった当時、私は20代前半。「だったら私じゃなくてもいいじゃん」なんてヘソを曲げていました。いま考えれば、男性の気持ちを無下にしてしまったと反省しきりです。恋愛における出会いならキョトンですが、お見合いにおいては「いい奥さんになれる」という意味を含んだ褒め言葉になるわけですから。

 とはいえ、その頃の私は恋愛経験もゼロ。男性の気持ちなんて知る由(よし)もありません。心の片隅で「どうせ私なんかが…」と思っていて、お会いする相手によっては「どうせ遊びだろ」と最初から決め込んでいました。つまりは、女性としての美しさや社交性にまったく自信がなかったんです。

 その後も自己否定は激しくなる一方で、ひどいときには「若くて子どもが産めれば誰でもいいんでしょ」とさえ思ってしまう始末。「私は必要とされていない」と、ますます疑心暗鬼のドツボにハマっていきました。

「これ、私じゃん…」相手は自分の写し鏡

栄藤仁美

栄藤仁美さん

 私の自己否定が加速した要因は、お見合いだけではありません。この時期は仕事をするうえでも、「女性であること」「若いこと」がプラスに働かなかったんです。思考回路はどんどんマイナスになり、お見合いがうまくいかないことを相手になすりつけるようになっていきました。

「相手が年上すぎるから」「相手がチャラそうだったから」「相手がバツイチだから」「相手の容姿がよすぎたから」などなど。言い訳にはキリがありません。たしかに「本当にヤバいひと」もたくさんいましたが、同じくらい誠実な方もいたはずなんですけどね。

 そんななか、ハッとする出来事がありました。女性を紹介されてうまくいかなかった男性たちが「相手が〇〇だったから」と、軒並み口にしていることに気づいたんです。「これ、私じゃん……」と、血の気が引く思いでした。

 相手に対して求めることは、自分にも求められます。また、相手に対して思った「よくない」は、自分に対して相手も感じていることです。まさに、相手は自分の写し鏡――。私は、それまでお見合いの話が絶えなかったことに感謝しました。失敗を重ねる機会があったからこそ、はっきりと自分の間違いを痛感することができたからです。

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