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両親も公認の非婚人生。31歳代理店マン、彼女がいても結婚しない理由

暮らし

 晩婚化が進み、あえて結婚せずに独身を貫く方も増えている昨今。最近は結婚願望を持たない人が増えていると聞きますが、実際どのくらいいるのでしょうか? ちょっと前のデータですが、内閣府の『平成26年度 結婚・家族形成に関する意識調査報告書』には、結婚観に関する次のような調査結果が公表されています。

結婚

※内閣府『平成26年度 結婚・家族形成に関する意識調査報告書』を元に作成

 これによると、「無理に結婚しなくても良い」「結婚しなくても良い」と回答した結婚願望をあまり持たない20代の未婚男性は、合わせて28.3%。30代だと35.1%とさらに増えていることがわかります。また、未婚女性にいたっては20代が31.7%、30代が44.4%といずれも男性以上に結婚願望が薄いという衝撃の事実も明らかに。

 つまり、AK(あえて結婚しない)男子もAK女子もマイノリティではないわけです。

昔から一度も結婚したいと思ったことはない

「そんな統計があったとは知りませんでしたが、妥当な結果なんじゃないですか。周りを見ても結婚とかあまり考えてない人は多いですよ。まあ、その筆頭は自分だったりするんですけど(笑)」

 そう答えるのは、広告代理店に勤める中尾孝弘さん(仮名・31歳)。若手人気お笑いコンビ、霜降り明星の粗品(※背の高いほう)に似たなかなかのイケメンです。

「実は、子供のころから一度も結婚したいと思ったことがないんです。大人になったら結婚したくなるのかなとも思ったけど、そこだけは一貫して変わらなかったですね。さすがにこれは人前では言いにくいですけど、子供もあまり好きではなくて。家庭を持つ友達は、『そう言ってる人間も子供がデキたら変わる』とは言ってたけど、なんか犠牲にすることが多そうで……。それに今の生活には満足しているし、それを捨ててまで結婚するって考えられませんよ」

年収600万円で実家ぐらしはリッチ

お金 男性

※画像はイメージです

 現在の年収は600万円。うち150万円は貯金や資産運用の資金に回していますが、実家暮らしで家賃の負担はなし。親に渡しているのは食費分の月3万円だけで、収入の大半を自由に使えます。

「欲しいモノはある程度買うことができるし、食事やお酒もちょっと敷居の高そうな店でも躊躇せずに入ることができます。そこで我慢せずに済むのは、すごく恵まれていることですし、できればその状態が続けばいいと思っています。私は自分のことが大好きですし、自分のために一番お金を使いたい。結婚して家族のためにって考えもわかりますが、価値観の違いに過ぎないと思うんです」

 付き合っている女性はいるそうですが、キャリアウーマンで彼女も結婚願望はないとか。お互い必要以上に干渉しないタイプので、交際も順調だといいます。

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