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資産運用で失敗する人の特徴6つ。意外と見落としがちなのは…

コラム

 老後の不安や子どもの将来のために、最近では20代でも資産運用に挑戦してみようとする人がいます。とはいえ、資産形成をしたいけれど、いきなり投資をはじめるのは不安。

資産

※画像はイメージです(以下同じ)

 当連載では、これまで資産の増やし方をお伝えしてきましたが、今回は資産運用を失敗させてしまう、残念な6つの習慣を紹介します。

1. ネット情報に踊らされる「イナゴ投資」

 話題となり急騰している銘柄に投資する投資家を「イナゴ投資家」と呼びます。テレビやSNS、インターネットの情報を元に、短期間に株の売買を繰り返す投資家のことを指しますが、一過性の情報に基づいた投資で損をする投資家を揶揄する意味でも使われます。

 話題の銘柄の株価急騰時に購入し、急落に巻き込まれ損をするというのは、よく目にする光景です。インターネットやメディアで話題となり急騰している銘柄は、すでに割高となっている可能性があるため、すぐに飛びつくのは危険です。

 資産運用は投機ではありません。短期でバブルのような急騰を期待するのではなく、長期的な視野を持つことを心がけましょう。

2. 証券会社の営業員の「いいなり投資」

銀行

 対面の証券会社を利用していると、営業員が商品を勧めてくることが多々あります。言われることすべてを鵜呑みにして商品を購入し、損をする投資家が後を絶ちません。

 もちろん、営業員が勧める商品で必ず損をするということはありません。どのような金融商品でも、得することも損することも、どちらもあり得ます。

 一方で、証券会社の営業は手数料を稼ぐビジネスのため、高い手数料の商品を勧めてくることは多々あります。しかし、投資家からすれば手数料が高ければ、その分だけ最終的なリターンは減ってしまいます。そのため、営業員の言いなりになって商品を購入していると、手数料が高い分だけトータルで損する可能性が高くなります。

 対面証券会社が紹介する商品の中にも、魅力的な商品は多くあります。大切なことは、判断を営業任せにせず、自分で考え結論を出すことです。

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