送別会で客引きの居酒屋にボッたくられた!支払い拒否した人の方法とは
客引きとのやりとりをスマホで撮影
「友人は職場のスタッフと客引きに近付き、わざと声をかけられるようにして店に行ったそうです。もちろん、その際に4000円ポッキリであることも確認済み。で、普通に飲み食いして請求されたのは同じ1人8000円で抗議しますが、店員は私のときのようこれを突っぱねます。でも、友人は客引きが『4000円ポッキリ』と言っているのをスマホで撮影していたんです」
思わぬ証拠の提示に動揺したのか店員は厨房にいったん引っ込み、代わりに出てきたのは店長。それでも「4000円はプラン料金。それ以外の費用と合わせて8000円で、お客様が誤解しただけ」と主張し、支払うように強く求めてきます。
「映像には『チャージ料などは一切かからない』と客引きが言っている場面も収められていましたが、店長はそれをスルーしてとにかく払うように迫ったそうです。でも、友人は『事前に支払う必要がないと確認したものをなぜ請求されるのか?』と真っ向から突っぱね、4000円しか払うつもりがないと言ったんです」
支払いを拒否することは可能なのか?
しかし、このとき一緒にいた友人の会社のスタッフが「先生、これは詐欺罪になるのでは?」と発言。その後のやり取りを聞いていた店長の顔色が変わります。
「この友人は弁護士で、一緒にいたのも同じ法律事務所の事務員。本当は詐欺罪に問うのは難しいのですが、『客引きは払う必要がないと言っていたし、証拠もあった。こちらが納得できなければ、支払いを拒否することはできるよ』と、店長に聞こえるように言いました」
友人は自ら弁護士とは名乗りませんでしたが、会話から相手が法律関係者だと気づいて焦ったのか、店長は急に「お代は結構です」と言い始めたとか。それを無視して、友人は各自4000円ずつをレジに置き、店を出てきたそうです。
「その話を聞いて、自分がリベンジしたような気分になれました。ちなみに半年くらい経って、その店のあるビルに行ってみたのですが空きテナントになっていました。まあ、潰れて当然ですよね(笑)」
客引きの説明と請求額が違うといった居酒屋でのトラブルは今も後を絶ちません。言った言わないで揉めないように客引きにはもちろん、店内でもオーダー時にしっかり確認しておいたほうがよさそうです。
<TEXT/トシタカマサ>