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20代の「性体験なし」率が減少?若者の性生活に変化か

暮らし

 若者の恋愛離れが深刻だなんてよくいうが、性生活に関してはそうでもないようです。

 相模ゴム工業が発表した、全国47都道府県の20~60代男女1万4100名に実施した「ニッポンのセックス2018年度」の調査結果で、世代別の性生活の実態があきらかとなり、話題を呼んでいます。

恋人と手をつないでいる

※画像はイメージです(以下同じ)

 恋愛にあまり興味がないといわれる若者世代も、以前と比較すると性生活に関しては、むしろお盛んになってきているようです。

初体験の「低年齢化」が進んでいる?

「セックスの経験があるか?」という質問では、男性では20代で34.1%、30代で16.1%が「セックスの経験がない」と答えました。対照的に、女性は20代で20.9%、30代で8.8%と、男性と比較すると、セックス未経験者が少なかったです。

 一般的に女性のほうが「性に対して早熟」だと言われますが、「初体験の相手の年齢」という質問を見ると、男性が「同年齢」と答えた割合がもっとも多いのに対して、女性は「年上」が最多。ある意味、納得のいく結果かもしれません。

 そして40代以降は男女ともに一桁となり、年齢が上がるごとに当然ながら減少していきます。

「初体験の相手」は交際相手ではない

 驚いたのは、2013年の同調査では20代男性の40.6%、女性の25.5%が「セックスの経験がない」と回答していること。20代の“未経験者”は、過去5年で男女とも5ポイント近くも減少していました。

 恋愛に興味はなくても、若者だって人間だもの。「ヤることはヤっている」割合は増えているようです。
(ただし、厚生労働省の出生動向調査で2010年と2015年を比べると、20代男女とも、逆に“性体験なし”が5ポイント以上増えています。2015-2018年の間に、急速に経験率が上がったのかもしれませんが…)。

 そしてさらに注目したいのは、「初体験の相手」を問うた質問で「(初体験の相手は)交際相手ではない」と答えた人の割合が、5年前と比較すると全ての年代で増えているのです。

 その理由は「初体験の相手と知り合ったきっかけ」のアンケート結果で明らかになりました。

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