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老害上司に注意!コミュ強社員に聞く、”プチパワハラ”を波風立てずにスルーする最適解

学び

 新入社員になって1か月が過ぎ、いろいろと環境が変わる季節になりました。新しい職場や部署の人間関係にはもう慣れましたか?

 横の繋がりも気になるけれど、やっぱり気になるのは関わりの深い上司との関係。新入社員のうちは上司たちから、いろいろと世話を焼かれる機会も多く、なかには「いや、そこまでは……」という過剰なおせっかい、もといプチパワハラ案件もたくさんあります

 新卒で広告代理店に入社し2年で自律神経をぶっ壊してフリーランスになった私が、“コミュ強”の大手企業の若手社員たちに、波風立てずに上司と接する方法を聞いてきました!

良かれと思って貸してくれる本の数が多すぎ

パワハラ

意識の高い上司を持つと苦労する ※画像はイメージです(以下同じ)

【大手携帯キャリア 入社2年目A君の場合】

 新入社員のうちは普通の社員よりも時間があるので、上司から思いつきで「時間があるうちにこれを読んでおくといいぞ!」と本を渡されることもしばしば。大手携帯キャリア、入社2年目のA君はこう言います。

「『7つの習慣~』『人を動かす~』みたいな自己啓発本から業界の専門書まで、とめどなく本を貸されてしまいました。最初のうちはありがたいと思っていたのですが、一度借りてしまうと返すタイミングでさらに貸されてしまい、終わりが見えなくて。

 しかも上司に借りた本はなんとなく『早く読まなきゃ』『まだ読んでないのかと思われるかな』と気を使いがち。

 ということで最近は、『ご厚意をありがとうございます。自分、本は自分で買って置いておきたい派なので、よければタイトルと著者名を控えさせてください!』と勇気を持って言うようにしています」

 これは役立つセリフですね! 本当に読んでおくべきだと思えば買えばいいし、そうでもなさそうなら放置でオッケー。ビジネス系の新書なら、たいていは1000円以下ですし、有名なものなら中古もゴロゴロ転がっているので、必要かどうか冷静に自分で考えてみましょう。

オヤジギャグ炸裂の自己紹介を強要された

【大手広告代理店営業 入社3年目Bくんの場合】

 何かと体育会系な営業部配属の新入社員に起こりがちな悲劇……それがオモシロ自己紹介の強要。大手広告代理店営業、入社3年目B君は、

「僕は自己紹介についてあまり考えないままに、上司の同行でクライアントのもとへ訪れてしまったんです。最初についた上司が体育会系の営業マンだと、『自己紹介は記憶に残ったほうがいいから』なんて時代錯誤な自己紹介やキャラ設定を強要されることがしばしばあります。

 僕の場合は東京育ちなのに、勝手に謎の関西弁いじりを鉄板ネタにされたうえに、それが先方にもまったくウケないという大惨事が起きました。そんなことにならないように、社外の人への自己紹介は研修中に何か考えておいたほうが良いです

 あ~、わかる、わかる。これ、自己紹介の内容はまったく普通でもいいのです。

「自己紹介は考えてきた?」と聞かれたときに、言いよどんでしまうといらないおせっかいを焼かれがちなので、自信がなくても「はい! 考えてきました!」と言い切るのが吉。自己紹介の定型文を紹介しているサイトもたくさんあるので、参考にして乗り切りましょう。

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