札幌アパマン爆発事件「消毒代」請求の闇
日本企業特有の“歪み”とは?
日本企業特有の、“矛盾を現場に押し付ける歪み”がこのアパマンショップ大爆発につながったと考えて良いでしょう。
そもそもの歪みは、日本全国賃料が安いところも高いところも一律で仲介手数料の上限を決めているところにあります。制度の歪みが、経営の歪みになり、現場に対策を押し付けられ、最終的に消費者が損をする、そういう構図です。
さて、大手チェーンで多い「消毒代」の契約は任意のはずです。窓口の説明が「これは強制だ、外せない」でしたら、さっさとお店を出て、別のお店に行ったほうがいいでしょう。賃貸物件は売買と違い、どこのお店でも紹介してくれる物件はほぼ一緒です。それなら、消毒代がないお店で契約しますと言えば、外してくれるかもしれません。
賢い消費者が、矛盾を徐々に解消していく世の中にしたいものですね。
<TEXT/のらえもん>