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女性が、好意を抱く男だけに見せるサイン11。恋愛のプロが伝授する

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 立命館大学中退を経てホスト業界入りを果たし、初月から5年連続No.1をキープするなど、かつて伝説のホストとして名を馳せた井上敬一さん(43歳)

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【井上敬一】一般社団法人 恋愛・結婚アカデミー協会代表理事。1975年生まれ。立命館大学を中退しホスト業界に。ホストクラブグループ「SHION GROUP」オーナーを経て現在は企業で講演活動を中心に活動

『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)では、ホストクラブ経営者として奔走する姿が第8弾まで放送された井上さん。現在は実業家として個人のブランディングやアパレルのプロデュース、コミュニケーションにまつわる講演活動を行っています。

 ホストといえば、女性との色恋に事欠かない、華やかな夜の世界を連想しがちです。しかし、井上氏は「フラれてなんぼの仕事」と語ります。
 
 百戦錬磨の経験で培われたその井上式恋愛メソッドで、20代男子の恋愛相談に答えてもらいました。

Q1.全然モテている気がしません。そもそもモテるって何ですか?

25歳・男性・フリーター

「“モテる”ということはどういうことなのでしょうか。友達いわく僕はモテるそうです。自分では全然そんな気がしませんが……。女友達は多い方ですが、その子たちと会ったとしても、ドキドキ感は全くと言っていいほどありません。

 受け取る人によっては贅沢な悩みのように聞こえるかも知れません。本当に好きな人と出会い、かつ付き合うにはどうしたらいいんでしょうか

A.“モテ”とは、人を喜ばせてきたことの二次作用

井上敬一(以下、井上):“モテ”という言葉には「異性から好かれる」という意味の他に「憧れられる」とか、「尊敬される」とか、いろいろあると思うんですよ。僕がよく言うのは「“モテ”とは二次作用」だということです。

 モテてる人というのは、他人を喜ばせることをずっと続けている人です。人を喜ばせてきた二次作用として、多くの人がその人を中心に集まってくる。逆にモテない人というのは、いつも矢印が自分に向いてる人で、常に自分が喜ぶことばかり考えちゃうから人が寄りつかない。

 モテる人というのは愛する技術を持っている人とも言えますよね。他人を喜ばせること、愛することができて、その結果、二次作用としてモテることに繋がっていきます。

 あと、この人のように女性にモテると思われてる人って、単純に露出の機会が多いだけなんですよね。僕自身、モテについてはホストクラブで実績を残してきたつもりですけど、じゃあお客さん100人中100人に好かれるかといえば、どんなに頑張っても3割を超えることはありませんよ。よく野球のイチローに例えて、どんなに頑張っても打率3割だよと言ってるんですけどね。

 目に見えてモテる人は、多くの人に知られていて、その中で気に入ってくれてる人の数が多いだけ。つまりは分母が多い。例えば、お笑い芸人のような方。一般人だったらモテの度合いも人並みだと思うんですよ。でもメディア露出が大きな分母となって結果的に多くの人に気に入られる。

 一時期、「モテ期」という言葉が流行りましたよね。人と出会う機会に恵まれていて、かつ意識的に人を喜ばせることをやってるとモテ期というのはずっと続いていくと思うんですよ。

オススメの出会いの場所は……

ミーティングイメージ

※画像はイメージです(以下、同じ)

井上:あと、「本当に好きな相手と付き合うには」という相談ですけど、とにかく分母を増やすこと、出会いの場を増やすしかないですよね。相談者は、よくモテると言われているようですけど、多分、普段から人を喜ばせてきてるんじゃないかな。

それは見た目に限らず、気遣いやコミュニケーションの部分だと思うんですよね。意識的に出会いの場を増やすだけで状況は変わっていくと思います。

 出会いのきっかけということで、特に僕がオススメしているのは、ビジネス系の勉強会やボランティア活動に参加すること、カウンターがあるバーや居酒屋など行きつけの店を作ることです。

 ビジネス系の勉強会には、意識が高くて向上心のある人が集まります。街コンのような男女の出会いの場だと連絡先交換で緊張してしまいがちですけど、ビジネス上の名刺交換であればやりやすいですよね。

 あとはお目当ての相手と2回目に会うときに「反省会でもしませんか」という名目で約束を取りつけやすいと思います。

 ボランティア活動は、継続的な活動であれば、意識しなくても接触するチャンスが多くて打ち解けやすいと思います。あとは基本的に優しい人が多いですよね。

 行きつけのお店で店主と仲良くなって、女性を紹介してもらうのもいいですよね。店主もこちらや女性の人柄を知っているから、いい加減な人を紹介できませんよね。

 あとは2人が付き合うようになれば、引き続きお店に通い続けてくれるというお店側のメリットもあるので、応援してもらいやすいと思います。僕の友人も、行きつけの焼き鳥屋の店主に紹介された女性と結婚しました。

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