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遠藤憲一、妻に「3年頼み込んだ」ブレイクのきっかけ

暮らし

夜10時過ぎに帰る小学生?

――竹中直人さんも出演されていましたが、竹中さんも遠藤さんと同じくアイデア出しが好きなタイプの俳優さんですよね。

遠藤:そうだね。竹中さんは毎回ふざけたことをやるから(笑)。それが竹中さんとの初日を迎えたら、セリフも全部その通りにやってるわけ。「え!?」ってビックリ。でもそれが逆に新鮮でよかった。

 俺もそうなんだけど、自分が思うようにやるより、優秀な監督にぎゅって押し込められたほうが違ったいいものが出ることもある。もちろん力のある監督じゃないとダメだけど。何か新しい自分というのは、のびのびやっているときじゃなくて、ぎゅっとされたときに出てくるものなのかもしれないね。

――矢能の相棒の栞ちゃんは小学2年生ですが、遠藤さんの小学生時代は、どんなお子さんでしたか?

遠藤:ちょうど2年生くらいから電車通学をしていたんだけど、小学校のときは遊びまくってた。4年生になったら、行きつけの駄菓子屋さんに自分のランドセルを預けて、紙芝居を見にいったり、児童館みたいなところで卓球をして遊んだり。

 そのうちにプロ野球のファンクラブに入ったのね。巨人が好きだったんだけど、ヤクルトのほうが安かったから、ヤクルトのファンクラブに入って、野球を見てから家に帰っていたから、着くのは10時半くらいになってた。

役者を始めるとき「親は喜んでた」

アウト&アウト

――小学生時代のお話ですか!? 中学生ではなく?

遠藤:うん。小学生。遊んでばっかりいたよ。なぜか親にも怒られなかったね。おふくろは口うるさいんだけど、俺もわがままだし。

――成長に従って、何かやりたいことが出てきた時に、止められたことは?

遠藤:ないですね。ただ高校を辞めるときはおふくろが泣いてたかな。でも基本は自分が本気でやりたいと言ったことを、ダメと言われることはなかったです。

――劇団に入って役者を始めると言ったときも?

遠藤:それはむしろ、ある種、喜んでた。何か目標を持ってやり始めるということにね。ただずっと舞台をやっていて、チケットを自分で買って売っていたから生活の足しにはならないし、「いつまでやるんだ」というのはちょっと言われたかな。

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