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窓の外で男が土下座。婚活アプリで「本気の相手探し」がまさかの展開に!

暮らし

「結婚はできない。でも君のことが……」

 近所迷惑になると慌てたアオイさんは、洗濯ものを取り込むのも中断し、急いで部屋を出て、Bさんの腕を取り、「やめてよ」と静止させます。ところが男性が何度も「好きだ~!」と繰り返したとか。

「しかたなく話し合いのため、駅近くのカフェに入った2人は、運よく空いていた奥の席に座ります。アオイさんがアパートの前で『好きだ』と連呼した理由をBさんに問うと、『だって、君のことが好きなんだもん』。

 そこでアオイさんが『好きだったら結婚して』と言うと、『結婚はできない。でも君のことが好きなんだ』と、目の前でさめざめと泣き出したそうです」

 まったくもって意味不明な男性の回答。しかし、男性が落ち着いた頃に、アオイさんが理由を聞き出すと、予想外の理由が返ってきたそうです。

「結婚しない人とは付き合えない」

男 涙

「どうやら、Bさんは公務員のかたわら司法試験を受験し、毎年落ちている仮面浪人。Bさんの本音としては、いつ受かるかわからないし、受かっても弁護士になるまでの道のりも見えないから、結婚できないというものでした」

 アオイさんは「結婚しない人とは付き合えない」と、別れを切り出しますが、未練のあるBさんは泣きじゃくる。途方に暮れたアオイさんは男友達を呼び出し、説得してもらったそうです。

「その後、アオイさんは無事にBさんと別れることができました。その後、婚活アプリで次に付き合った男性と結婚し、今は子供もいて幸せに暮らしています。婚活アプリで相手に結婚する意志があるかどうかは、出会う前に本人から確認することが肝心ですね」

 婚活アプリにいる異性であっても、なかには恋愛のみの目的の人もいる。予防するには事前の確認。この知識をしっかりと知っておいたほうがよいでしょう。

<TEXT/夏目かをる イラスト/中西トモナオ>

コラムニスト、作家。2万人のワーキングウーマン取材をもとに恋愛&婚活&結婚をテーマに執筆。難病克服後に医療ライターとしても活動。『週刊朝日』『日刊ゲンダイ』「DANRO」「現代ビジネス」などで執筆。
Twitter:@7moonr

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