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円安メリットを追い風に、割安株を一斉捜索。「逆境に強い日本株」6選

コラム

 歴史的な円安を追い風に、過去最高益を達成する企業が現れてきた。世界経済の後退が懸念されるなか、今こそ割安の優良株が数多くある日本株を仕込んでおきたい!

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※画像はイメージです(以下同じ)

日本経済の見通しは意外と明るい

 ようやく日本もコロナ禍を乗り越えつつあり、本格的な経済再開となった。円安や物価高に苦しむものの、高インフレにあえぐ米国、ロシアから天然ガスの供給が途絶えたEU、3期目を迎えた習近平氏のもとでのゼロ・コロナ政策を継続する中国と比べれば、日本経済の見通しは意外と明るいという。ファイナンシャルプランナーの深野康彦氏が話す。

深野康彦氏

深野康彦氏

「IMF(国際通貨基金)の2023年各国の成長率見通しでは、米国は1.0%、ユーロ圏0.5%のなか、日本は1.6%。先進国のなかでもっとも高い成長率予想です。これは先進国のなかで日本がコロナ禍からの復活が遅かったため。いわば“周回遅れ”の経済再開で日本株にチャンスが回ってきたということです」

円安を追い風に好業績企業が続々

 さらに欧米では急ピッチの利上げによって、景気後退も意識されはじめた。資金の受け皿として、「消去法で日本株」と株式アナリストの鈴木一之氏は分析する。

鈴木一之氏

鈴木一之氏

「賃金上昇が激しい欧米では、インフレ退治のため高い金利を維持せざるをえないため、不景気入りも予想される。そこで資金の受け皿として、注目されているのがシンガポールやタイを含めたアジアです。長年、日本は低成長を続けているが、政治は安定しているので、機関投資家の資金が向かってきている

 復活の遅れていた日本株には割安で放置されてきた株がゴロゴロとある。

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