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冷凍食品やお惣菜は禁止…「ヤバすぎる夫婦像」を持つ上司の哀れな末路

コラム

妻に慰謝料を払うことになっていた

 その後、五十嵐さんは出先機関に異動となったため、課長と顔を合わせる機会はまったくなくなったとか。しかし、先輩職員との交流は続いており、今年久々に飲みに行ったそうですがそこでの話題は課長について。なんと奥さんが娘さんを連れて実家に戻り、離婚を突きつけられてしまったのです

「役場の女性職員に奥さんのママ友がいて、今は先輩と同じ部署で近況を教えてもらったそうです。課長は奥さんに長年モラハラを続けていたらしく、それどころか自分の母親が嫁いびりをするのも見て見ぬフリ。奥さんはずっと離婚を躊躇していたようですが、娘さんが離婚をすすめて決断したそうです」

 それも奥さんはモラハラの証拠を持っていたため、課長の有責と判断されて慰謝料も請求されたとのこと。ここまで話が筒抜けというのもちょっと怖い気がします。

以前はビシッとスーツを着こなしていたのに

上司

「『この前見かけたらスーツがシワだらけだった』って。私が知っている課長はスーツにもシワひとつなく常にビシッと着こなしているイメージが強かったので。奥さんに任せきりだったからそこまで手が回らないんでしょうね」

 懸念していた通りの結果と言えばそれまでですが、愛想を尽かされて妻に出ていかれた課長を「他人事には思えない」と五十嵐さん。

「実家の両親は共働きですけど、親父は家事を手伝う姿なんてほとんど見たことがありません。親戚の叔父さん方の家も聞くと似たような状況で、課長のような考えの人間が多いっていうのがヤバいなって。今付き合っている彼女とは来年結婚を予定しているのですが、そういう思想に染まらなかった自分を褒めてやりたいですよ(笑)」

 課長をはじめとする身近な人たちが彼にとっては反面教師になったようです。

特集・男尊女卑にびっくりした話

<TEXT/トシタカマサ イラスト/カツオ(@TAMATAMA_GOLDEN)>

ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中

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