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ニオイに敏感な彼の一言に「この人とは無理!」。20代女性の恋の終わり

コラム

 世の中には、ニオイに敏感な人もいれば、鈍感な人もいます。でも、どちらがいいのかは、一概には言えないかもしれません。なぜなら、今回話を聞かせてくれた平野美海さん(仮名・23歳)のようなケースもあるからです。

口臭

※イメージです(以下同じ)

 平野さんは、Yさん(24歳)とドラマティックな出会いをしました。会社から帰宅中、転んだ平野さんに手を差し伸べたのがYさん。大したケガではなく擦り傷だったものの、パンストが破れ、血も出ている状態だったと言います。

ニオイにかなり敏感な彼氏

「そんな私のためにYは、近くのコンビニでパンストと絆創膏を買ってきてくれたのです。そのやさしさに、一瞬にして恋に落ちてしまいました。それで、ここでバイバイしてはいけないと、ダメもとで『お礼がしたい』と食事に誘ったのです」

 意外にも、Yさんは快くOK。近くにあったレストランで食事をしていると、注文した食べ物が同じだったこともあって盛り上がり、どちらも帰りたくないと思ったのか入店から3時間。2人はすっかり話し込んでいました。

「連絡先を交換して、次の日も食事に行きましたし、いつの間にか付き合っていた感じです。ただ、ほかのカップルと違っていたのは、Yさんがニオイにかなり敏感だったことでした。臭気判定士の資格を持つ彼は、とてもニオイに敏感だったのです

臭気判定士ならではの苦労も…

消臭 スプレー

 Yさん自身も「臭気判定士のなかでも、トップ10に入るぐらいニオイには敏感」と豪語していたほど。ただ、ニオイに敏感だということはデートするうえで、デメリットしかなかったと平野さんは振り返ります。

豚骨ラーメン店や香水ショップ、動物園や水族館は、気分が悪くなるからと入れない。公園デートをしていても公衆トイレに入るのを嫌がるので、短時間でYの自宅、もしくはYがトイレOKの飲食店や施設へ行くハメに。ゆっくりデートなんてできません」

 それでも平野さんは「人それぞれ無理なことや嫌なこともあるし」と、あまり気にしていませんでした。それよりも、昨日に何を食べたのかまで当てるYさんが、自分のニオイについてどう思っているかいつも気になっていたのです。

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