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ニオイからのSOS!憧れの先輩を「家庭の危機」から救った後輩の機転

コラム

 人が放つニオイには、つい距離を縮めたくなるようないい香りから鼻をつまみたくなるような嫌なものまで、さまざまです。今回は、ある出来事があって以降、「ニオイの大切さ」が身に染みたという田口美樹さん(仮名・26歳)に話を聞きました。

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※画像はイメージです(以下同じ)

 田口さんは、同じ職場のF先輩(32歳)のことが「大好きだった」と言います。美人でやさしく、仕事もこなす。それでいて、おごり高ぶったり気取ったりすることもなかったため、誰からも好かれていました。田口さんも、入社したときから憧れていたとか。

出会って3か月で結婚した先輩

「F先輩は、ときどき私たち後輩を自宅に招いて、手料理やスイーツを振る舞ってくれることもありました。F先輩は、女性の私から見ても魅力的な人。女性が9割超の職場ではなかったら、きっとモテモテだったと思います」

 しかし、残り1割の男性は既婚者という職場に出会いはなく、F先輩が「結婚したい」とぼやく日々は増えていきました。合コンが苦手なF先輩は、ついにマッチングアプリをはじめます。するとすぐに、「彼氏ができた」との報告が。

「F先輩から彼氏ができたと報告があったときは、自分のことのように嬉しかったです。後輩たちと盛大にお祝いしました。でも、出会ってからまだ3か月なのに結婚話が出たと聞いたときには、さすがに多少は反対しています。でも、先輩の気持ちは変わりませんでした」

先輩のニオイが変化してきた…

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 彼氏に会わせてほしいと日時をセッティングしても、「彼氏の都合が悪くなった」と断られ続け、F先輩の結婚式ではじめて挨拶することになったとか。それでも、幸せそうなF先輩の表情に、いったんは安堵します。

「でも結婚式を挙げると、これまで頻繁に顔を出していた『女子会』名目の飲み会に、先輩が一切顔を出さなくなったのです。結婚したから付き合いが悪くなるのはしょうがないと同僚たちとも話していましたが、違和感はありました」

 そんな田口さんはある日、F先輩のニオイの変化に気づきます。たまごの腐ったようなニオイ、硫黄臭でした。最初は、どこから漂ってくるのかわからないぐらい微かだったニオイが、日を追うごとにだんだんとキツくなっていったとか。

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