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大学生が開発したてんやの新メニュー。“若者らしい”天丼はサクもち新感覚

暮らし

 天丼・天ぷら専門店「天丼てんや」は、2022年7月4日から31日までの期間限定で、「鶏(とり)あえず食ってみ天丼」というメニューを販売している。比較的なじみのある、とり天、桜海老と枝豆のかき揚げ、海苔天、温泉卵というラインナップに、「モッツァレラチーズ天」が加わったこの商品、なんでも現役大学生とコラボして誕生したのだという。

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天丼てんや 立川店

 今回の記事では、好奇心をそそられる“若者らしい”天丼を実食レポし、開発にかかわった「産業能率大学経営学部漆田ゼミ」の学生にも話を聞いてみた。

小鉢付をオーダー。「和」を感じる彩りが加わる

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「鶏あえず食ってみ天丼・小鉢付」(980円)

 せっかくなので、「鶏(とり)あえず食ってみ天丼 小鉢付」(980円)を注文してみることにした。ほうれん草ときのこのおひたしは一見地味ではあるが、丼ぶりと並ぶと味のある彩りに見える。

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温泉玉子とのマリアージュが楽しみだ

 それにしても温泉玉子に穴を明ける瞬間というのはテンションが上がるものだとしみじみと感じた。出汁のしみた米に黄身が混じり合う瞬間はとても情緒的である。

とり天、かき揚げは安定のうまさ

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カリッと仕上がったとり天

 まずはとり天からいただく。ベタな言い回しで恐縮だが、“外はサクッと中はフワッと”な仕上がりになっており、ついつい一瞬で食べきりたくなるほど食べやすい。乗っている全ての天ぷらに言えることだが、甘じょっぱいタレとの相性がとてもよく、コッテリ感を覚えることなく箸が進む。

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ボリューミーなかき揚げ。箸で持ち上げるのも一苦労

 お次はかき揚げ。写真で見るかき揚げより1.5倍近く大きかった。かき揚げの直径はどんぶりの直径とほぼほぼ同じくらいで、箸をプルプル振るわせなければ持ち上げられないほどボリューム満点。味は桜海老と枝豆の味が絶妙にマッチしており、各々の個性豊かな甘さを堪能できる。また、桜海老は海を、枝豆はビアガーデンを連想させるため、食べながら夏の到来を感じた。

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