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もしかしたら日本人は「有給休暇を取りたくない」のかもしれない

キャリア

 反対に、有給を取っている人は、上記のようなことを上手に避けていたり、有給を取る「術(すべ)」「技術」を持っていたりするということです。

 そもそも仕事とは、働いた時間ではなく、「働いた結果や成果物などの生産性を評価すべきではないか」との議論もあります。

 企業によっては、この結果や成果の評価基準が曖昧なため、オフィスに滞在していることが、見える化される仕事として、そして結果として評価されているような気がします。

 また、結果を出している自信のない人こそ、オフィス滞在時間を「結果」として考えていることが有給休暇を取得しない(できない)理由に垣間見れてしまいます。

 このような日本の企業文化こそが、有給休暇取得率が低いことを“日本人は働きすぎ”と結びつける思考に繋がってしまっていると思わずにはいられません。みなさんも積極的に有給を「取る」姿勢に切り替えてみてください。

<TEXT/武神建之>

医学博士、産業医、一般社団法人日本ストレスチェック協会代表理事。20以上のグローバル企業等で年間1000件、通算1万件以上の健康相談やストレス・メンタルヘルス相談を行い、働く人のココロとカラダの健康管理をサポートしている。著書に『職場のストレスが消える コミュニケーションの教科書―上司のための「みる・きく・はなす」技術』(きずな出版)、『不安やストレスに悩まされない人が身につけている7つの習慣』(産学社)、共著に『産業医・労働安全衛生担当者のためのストレスチェック制度対策まるわかり』(中外医学社)などがある