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元ユニクロ最年少役員が語る、38歳での挑戦「最悪なタイミングだった」

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 三菱UFJ銀行や外資系コンサルティング会社を経て、ユニクロの親会社であるファーストリテイリングに入社し、当時史上最年少で上席執行役員まで上り詰めた神保拓也さん(41歳)

神保拓也

株式会社トーチリレー代表取締役・神保拓也さん

 しかし、その2年後株式会社トーチリレーを設立。現在は90分間のトーチングで人の悩みに向き合うことを生業とし、2022年4月には著書『部下・同僚・チーム、あなたの心に火を灯す新常識 悩みは欲しがれ』(KADOKAWA)を出版。

 神保氏は昔から人の悩み相談に乗っていたそうですが、なぜ悩み相談を生涯の仕事にしたのでしょうか? 前回のトーチングに関しての話に引き続き、後半では神保氏に株式会社トーチリレーに関してお話をうかがいます。

自信がなかった銀行時代

――かねてよりいろいろな人に悩み相談を行ってきたようですが、どういった経緯だったのですか?

神保拓也(以下、神保):これまで様々な業界でキャリアを積んできたのですが、全部に共通してきたものは悩み相談だったんです。それは会社や立場が変わっても、ずっと変わらずライフワークとしてやってきました。昔からつまらなさそうな人がいると気になってしまうんです。「10人いたら10人全員楽しい気持ちになってもらいたい」という想いでした。

 でも、銀行員時代に周りは高学歴ばかりで、自分に自信が持てなくなり、これまで相談に乗っていたのに誰にも相談できなくなってしまったんです。そこで銀行員2年目になったときに、もしかしたら後輩が自分と同じ思いをするかもしれないと思ったんです。

 悩みは解決できないかもしれないけど、その悩みを一緒に考えるくらいは自分にもできるんじゃないかと思って、そこからもう一度悩み相談を積極的に行いました。

青臭い夢をいったん封印した時期

神保拓也

――そこから転職先のファーストリテイリングで上席執行役員に就任し、2年後には独立しています。もともとそういう願望はあったのでしょうか?

神保:今一緒に働いている岸野(佑亮)という社員がいるんですが、彼はユニクロ時代の部下で、まだ私が30代前半のときにお酒を飲みながら、上司部下の関係として悩み相談をしていたんです。

 そんな、あるとき「神保さんが仕事を通じて教えてくれる考え方は、このメンバーの中だけにとどめて置くのはもったいない」という議論があったんです。私自身も30代前半でしたので、どこかのタイミングで直属の部下だけではなく、より多くの方々に何かお伝えできるような取り組みができたらいいなとその頃から考えていました。

 ただありがたいことに、そういうアイデアを練る前に、物流改革で結果を出したことで全世界のユニクロの経営変革、最終的には「有明プロジェクト」の統括のご用命を柳井さん(正ファーストリテイリング代表取締役会長兼社長)から受けましたので、「もうあの時の青臭い夢を叶えることはできない」と、いったん胸に仕舞い込んでいました。

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