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イオンのスーパー「まいばすけっと」が競合店を引き離す“2つの圧倒的強み”

ビジネス

 そのすごさは、何で実感できるのか?

まいばすけっと

 少人数世帯や高齢化などを背景に、コンビニやスーパーマーケットよりも頼りになる店として、めざましい成長を見せている小売店があります。その名は、「まいばすけっと」

2022年に関東1000店舗を達成

 イオングループが関東地方(まいばすけっと株式会社)と北海道(イオン北海道)に展開する都市型小型スーパーマーケットであり、関東では2022年1月に1000店舗を達成しました。まいばすけっと(株)は非上場企業なので業績数値を公表していませんが、純利益もここ数年高い伸び率を維持していると報じるメディアもあります。

 まいばすけっとが誕生したのは2005年。歴史は決して古くなく、急成長を続けているには理由があり、その魅力は若い世代のビジネスパーソンでも実感することができます。選ばれる圧倒的な理由とはいったいどのようなことなのでしょうか?

 そこで、スーパーマーケット専門家である私は、店舗という“現場”でリアル実感できる「まいばすけっとの具体的な魅力」をご紹介したいと考えました。今回は、料理をしない人や忙しいビジネスマンでも気軽に手に取れる「ナッツ」商品から、他社を引き離す圧倒的な強みを読み取ってみました。

 皆さんにとってまいばすけっとの活用術のヒントになれば幸いです。

魅力① 安くて“種類豊富”であること

トップバリュのナッツ商品。いずれも1袋105円

トップバリュのナッツ商品。いずれも1袋105円

 まいばすけっとに足を運んでみるとすぐにわかるのが、コンビニやスーパーマーケットとの違い。店舗はマンションやオフィスビルなどの1階に入っていることが多く、売り場面積は40~60坪である点においてはコンビニと大きな違いはないでしょう。

 しかしながら、実際に販売されている商品を見ていくと、少人数世帯向けの「生鮮品」が充実していることことや、イオングループならではのPB商品の豊富さ、リーズナブルな価格設定が、他社の追随を許さないほど圧倒的であることが買い物体験をすればすぐに実感できるのです。

 つまり、近くて便利であるということに加えて、ニーズ・用途に応じてコンパクトな生鮮品(野菜・果物・鮮魚・精肉・果物)をリーズナブルに購入できることで、コンビニとスーパーのいいとこどりを実感できてしまうことが最大の魅力なのです。

 この強みを体験できる実例として推せるのが、「ナッツ商品」。生鮮品ではないですから、どんなシーンでも安心して体験することができます。コンビニの次元を超えた豊富な種類数(トップバリュシリーズとして約100種類!)は見るだけで感動してしまうレベルであり、食べ切りサイズは1袋105円というありえない安さを一度知ってしまえば、まいばすけっとを指名したくなる理由が、心の中で確実に芽生えるはずです。

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