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回転寿司なのに「本格スイーツ」、スシロー本気の“専属パティシエ”誕生の経緯

 飲食業界に暗い影を落とし続けるコロナ禍にあって、回転寿司チェーン「スシロー」の売り上げが好調だ。非接触型のシステム導入など要因はさまざまだがだが、揚げ物や汁物など豊富なメニュー開発が多様な客層を取り込んでいる。

スシロー

寿司以外のメニューも充実しているスシロー

 なかでも、デザートは「スシローカフェ部」という部署まで立ち上げる力の入れようで、専門店ばりの本格スイーツが食べられる。今回は、スシローカフェ部の誕生の経緯や、人気メニュー開発の裏側を担当者に聞いた。

有名ホテルのパティシエが開発に携わる

 スシローがスイーツに注力するようになったきっかけは意外にも、デザート商品からではなく「フライドポテト」の人気からだったという。その経緯を、スシローを運営する株式会社FOOD&LIFE COMPANIES PR課の平野叶恵さんは次のように話す。

「以前は、サラリーマンや小さなお子様のいる家族連れのお客様が中心でしたが、2014年頃から女子高生のグループがたくさん来店するようになりました。彼女たちに人気だったのがフライドポテトで、『ポテロー』と呼ばれていましたね

 もちろん『とろっとプリン』や『大学いも』、『京都峯嵐堂のわらびもち』など、定番のデザートはあったんですが、味や見た目にもこだわった本格的なスイーツをさらに手軽に楽しんでいただきたいと、2017年11月にスシローカフェ部が発足しました

カフェ利用は「ありがたい」

スシロー

女子高生に人気だった「フライドポテト」(110円)

 寿司のノウハウばかりでは、本格的なスイーツを作ることが難しいことは容易に想像できるが、平野さんによると「現在は、有名ホテルで働いていたパティシエが中心となって商品開発をしています」と、開発メンバーに専門家を入れているそう。しかし、本当にカフェとして利用する人はいるのかは少々疑問であるが--。

「14~17時頃に、スイーツとコーヒーだけで過ごされる方ももちろんいらっしゃいます。ただ、よくいらっしゃるのは、お寿司2皿くらいで小腹を満たした後にスイーツとコーヒーでゆっくり過ごされるというお客様ですね

 とはいえ、ファミレスでもドリンクバーだけで長居する利用者が煙たがられるという話も聞く。スシローではどうなのか。

「お店としても大歓迎です。カフェ利用のお客様は14~17時のティータイムに多いんですが、スシローはランチとディナータイムにものすごく混む一方で、ティータイムの時間は割と空いているので、ありがたい存在です

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