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サウナに入りすぎるとハゲる?“頭髪ダメージ”を避ける方法を専門家が教える

暮らし

 昨今サウナが老若男女問わずに流行しています。1964年の東京オリンピック直後に起こった第1次ブーム、銭湯が多くできた90年代の第2次ブームに続き、第3次ブームが到来しました。2021年のユーキャン新語・流行語大賞では「ととのう」がノミネートされ、注目を集めています

サウナ

※画像はイメージです(以下同じ)

 最近では、道の駅や建物の屋上、ホテル、イベントスペースなどさまざま場所で設置され、サウナ人気が感じられます。

 サウナ人気の一方で、過度な利用はサウナの熱や乾燥が髪や頭皮に気になる影響も。そこで、今回はサウナ時に気を付けたいポイントを20年近く髪について研究しているトータルヘアケアブランドである「リアップ」の大正製薬研究員・鈴木一裕さんに教えてもらいました(以下、鈴木さん寄稿)。

サウナは「髪の毛」の天敵!?

 もともと髪の毛は高温には耐えられず、100℃を超えると髪に多く含まれるシスチンの減少や髪の空洞化が起こると言われています。また、髪が濡れている状態はよりダメージを受けやすいため、お風呂で髪を洗った後などは注意が必要です。

 ちなみに、サウナの平均温度は約100℃で、一般的なドライヤーの熱と同じ温度となっており、サウナの方がドライヤーに比べ、熱に長時間髪の毛をさらすので、髪に負担がかかることが予想されます。

サウナに入る際に気を付けたい点

大正製薬

大正製薬研究員・鈴木一裕さん

 サウナに入る際は、下記の2つのことに気をつけ、ケアを行うことが髪へのダメージを軽減する上で大切です。

【1:意外と乾燥するサウナ】
 サウナは湿度が高いイメージを持つ人がいますが、一般的なサウナでは湿度10%前後です。湿度が低いと、髪が乾燥しやすく毛先の水分もなくなっていき、髪の広がりやうねりも起こします。乾燥が気になる方は、スチーム(湯気)によって体を温めるスチームサウナがおすすめです。

【2:頭皮の皮脂を落としてしまう】
 サウナで汗を流すことは健康的ですが、高温なため、頭皮の皮脂も少し柔らかく落ちやすい状態になります。過度に汗をかきタオルなどで拭いた際に、頭皮に必要な皮脂まで取り去ってしまい頭皮が乾燥してしまう可能性があります。そのため、乾燥しやすい頭皮の方は長時間のサウナを避けた方がいいでしょう。

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