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サウナに入りすぎるとハゲる?“頭髪ダメージ”を避ける方法を専門家が教える

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覚えておきたい頭皮&頭髪ケアの豆知識

ドライヤー

 シャンプーする時にマッサージをしましょう。頭皮を傷つけないように爪ではなく、指の腹を、前頭部から側頭部にかけての髪の生え際に押し当て、小さな円を描いて筋肉を引き上げながら下から上にもみほぐしていきます。さらに、シャンプーついでの「頭皮の筋トレ」もおすすめです。そのやり方は――。

【1:直接頭皮を揉みほぐす】
 脳天を抑える、こめかみを引っ張る、頭皮を持ち上げるなどを行いもみほぐすことで頭皮の凝りが改善されます。頭皮のトレーニングは短時間でも十分なので、シャンプー中におこなうのがおすすめです。

【2:周囲の筋肉を動かす】
 筋肉や皮膚は連動しているため、周囲の筋肉を動かすことで頭皮の筋肉も柔らかくなっていきます。特に、目の筋肉とあごの筋肉は頭皮の筋肉と連動しているため、これらを意識的に動かすことでも頭皮を鍛えることができます。

頭皮の筋トレのメリット

1:血行不良による髪の栄養不足改善
 髪の毛は血液から栄養を得ているため、髪に届く血液の量は髪のハリやつやに直結します。頭皮が固まった状態では、血行不良で髪まで血液が行き届きにくくなるため、頭皮の筋トレを行うことが大切になります。

2:顔のリフトアップ効果があり、ほうれい線などの改善につながる
 顔と頭は筋肉と筋膜でつながっているため、頭皮の筋肉を鍛えることで、顔のたるみ改善にも効果が期待されます。

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 意外とさぼりがちなトリートメントやドライヤーがサウナのダメージケアには重要です。また、サウナ後にこってりした食事を求める人も多いかと思いますが、過度な摂取は髪に悪影響を及ぼす可能性がありますので、ほどほどにした方が良いです。熱は髪の天敵だが、ケアを実践することでポジティブな効果を得ることができるので上手に活用してサウナを楽しみたい。

<TEXT/bizSPA!取材班>

【鈴木一裕(すずき かずひろ)】
大正製薬株式会社セルフメディケーション開発研究所所属。入社以来、OTC医薬品、医薬部外品、化粧品の開発に従事し、現在ヘアケアを中心に製品や技術開発を担当

bizSPA!フレッシュ編集部の記者(編集者)が、20代のビジネスマン向けに、気になる世の中の本音や実情を徹底した現場取材で伝えます。

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