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独立2年目で月収50万円も!「ドローン操縦士」は初期投資5万円から始められる

ビジネス

 テクノロジーの進化は目覚ましく、人間のさまざまな仕事がAIやロボットに代替されると言われている。一方で、新たな仕事が続々と生まれていることはあまり知られていない。あたらしい仕事に奮闘する人々から将来を生きるヒントを探ってみよう。今回は、ドローン操縦士の仕事に密着した

新しい仕事図鑑

ドローン操縦士・森本幸広氏

きっかけは趣味のラジコンから

 ドローンを活用しながら、空撮などで稼ぐドローン操縦士。今年で活動歴7年目を迎えるのが、森本幸広氏。趣味のラジコンで副業をしていた父親を手伝ったのが、そもそものきっかけだった。

「高校卒業後、板金塗装の会社に勤めながら、父のアシスタントをしていました。当時は深夜ドラマで使う空撮が多く、稼ぎは月に8日稼働して3万円。13年にドローンの前身で操作がしやすい20万円のマルチコプターを父から借りて、2年間は練習しながら、徐々に仕事を増やしていきました」

 15年に退職後、フリーで仕事を受け始める。初期のドローン価格は20万円以上だったが、同年に10万円のカメラ付きドローンが発売されて、認知度も上がった。

月収50万円以上を稼ぎ、ついには起業まで

新しい仕事図鑑

父親が持っているドローンで操縦訓練をしていたとか。「GPS搭載なのでドローンの操作はそこまで難しくない」

「そのおかげで問い合わせも増えて、ドローン講師やイベントショーでのドローンパフォーマンス、遊園地のアトラクション点検など仕事が一気に広がって。フリーに転身した直後の月収は15万円程度でしたが、1年後には月50万円まで稼げるようになりました

 昨年には、父親と会社を起業。現在は個人から企業までの案件を幅広く請け負うまでになったとか。

「最近はドラマやバラエティ番組の空撮以外にも、畑の液体散布、調査作業、山林区域の撮影などジャンルも多様。AIとの親和性もいいので、新しい案件は増えています。ウチの場合は個人依頼が5万円~、企業案件は50万円~で、月10日ぐらい稼働していますね」

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