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AIの進化で将来「なくなる仕事」と「なくならない仕事」の決定的違い

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 IT技術の発展やコロナによって、新しい仕事が次々と生まれている。その一方で、今ある仕事が消えてしまわないか心配になるが、実際はどうなのか。今回はグロービス経営大学院教員の中村直太氏に「なくなる仕事」と「なくならない仕事」の違いについて聞いた。

新しい仕事図鑑

※画像はイメージです(以下、同じ)

多くの仕事は残りつつ仕事内容が変化

 グロービス経営大学院教員の中村氏は「多くの仕事は残りつつ、仕事内容が変化するはずです」と予測する。

「例えば自動運転が普及すれば、タクシー運転手はいらなくなると言われますが、そうではなく、顧客のニーズが変化していくはず。現在、彼らの評価基準は、運転が上手で道に詳しいことです。しかし自動運転タクシーになれば、運転手は観光案内や、おもてなしなどの付加価値を求められるでしょう。時代の変化に合わせ、臨機応変に対応することが大切です」

専門領域ほどAIに置き換わる?

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グロービス経営大学院専任教員・中村直太氏

 中村氏はテクノロジーを恐れずに、むしろ技術を利用して柔軟に働いていく姿勢が大切だと話す。

「そもそもテクノロジーは人間の能力を拡張する便利な道具です。その道具を使わずに対抗するのは本末転倒。AIにできることは任せてしまい、我々は人間にしかできない仕事の能力を磨いたほうがずっといいでしょう。計算やデータ入力がどんなに得意な人でも、機械には勝てないですから」

 また、絶えず変化する仕事環境で生き残るため、資格の取得を目指すビジネスパーソンに対して、中村氏は「専門領域ほどAIに代替されやすい」と警鐘を鳴らす。

「会計士や税理士、弁護士など難資格が必要な職業なら安泰かと言えば、むしろ逆。ルール化された特定領域の知識を基に判断や予測をするのは、AIの得意分野。せっかく資格を取っても、安心とは言えません。最近は士業の方でも、持ち前の専門性をより生かすため、経営課題を解決するビジネススキルを学ぶ人が増えています

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