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“地味”な中央大商学部がSNSでバズった理由「お前の親父、TikTokで見たぞ」大学・学生に聞いた

ビジネス

「お前の親父、TikTokで見たぞ」

中央大学

斎藤正武教授

「私は一番下の息子がTikTokを始めたとき高校3年生で、特に知らせてはいなかったんですが、同級生に『お前の親父、TikTokで見たぞ』と言われたらしいです。改めて高校生の間でSNSが深く浸透していることを実感しました」(渡辺学部長)

 しかし、本来90分で伝える講義内容を1分の短尺動画で紹介することに抵抗はなかったのでしょうか。

「研究内容について短い時間で正確に伝えるのは限界があり、要点だけ凝縮して伝えるかたちですが、その短さが逆にTikTokの良さだとも思っています」(斎藤正武教授)

学生個人アカウントへのアクセスも

 2021年6月には中央大学商学部公式アカウントを運営する学部生を募集し、現在7名ほどの学生が3チームに分かれ、動画制作を行っているといいます。8月の「TikTokオープンキャンパスライブ」にも出演した会計学科3年のもんちさんは、学部でTikTok運用することの楽しさをこう語ります。

中央大学

もんちさん

「私はいまSHIBUYA109でSNS運用のお仕事もしていて、そうした知見を大学のSNS運用でも活かせるのがうれしいです」(もんちさん)

 現在、4万フォロワーの自身のTikTokアカウントとの相乗効果もあるようで、「中大の動画からきました」といったコメントやDMが寄せられることも増えたとのこと。

「商学部の公式アカウントも、自分のアカウントでバズっている要素を活かしています。最後まで見たくなるような構成になるよう工夫しています」(もんちさん)

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