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太田光のようなスタンスの選挙特番があってもいい。見直すべきは選挙報道の“謎ルール”

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選挙結果に影響を与えたがらないテレビ

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 一方で、投開票が終わってからの選挙特番では、候補者のことを好き放題言っています。面白いから個人的には好きなんですけど、選挙前にその話をしたほうが100倍ぐらい面白くなることは明白です。でも、なぜかやらない。

 その“なぜ”が、今の日本の選挙制度の歪みを生んでいると思うし、教育で選挙制度にほとんど触れない理由にもつながってくると思います。どういうことかというと、選挙後にあーだこーだ言うのは非常にラクですよね。自分の発言が結果に影響を及ぼしませんから。結果がでた後の候補に厳しいことを言うのもラクです。

 逆に言えば、メディアは自らの報道によって選挙に影響を与えることを避けているわけです。爆笑問題の太田光さんの発言が批判されていましたが、僕はいろいろなチャンネルがあって、投票日前から侃侃諤諤(かんかんがくがく)やっているなら、太田さんのようなスタンスの番組だってあって良いと思います。

 それを観て考えるのは主である民、僕たちです。どうも勝手に僕たちのリテラシーを低く見積もって考える能力がないと決めつけているのでは? と思ってしまいます。

報道の内容の差を認識することが大切

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左から、プチ鹿島、平井卓也氏、ダースレイダー (提供:ダースレイダー )

 先ほど選挙報道の公平性のことに触れましたが、そもそも僕はメディアが伝える内容には偏りがあることが前提だと思っています。

 日本には五大新聞社がありますが、その内容に違いがあることこそが重要で、同じものでも違う場所からだと違って見えるというリテラシーを、情報の受け手が持っていればいいのです

 しかしながら、ある種の意図を持ってメディアがポジション取りをしている場合、そしてその情報しか見ていない人がいる場合は、非常にイビツな構造になってしまいます。

 そのイビツさは、前回の記事でお話した香川1区の事例に表れているでしょう。端的に言えば、エリアのシェア6割を占める四国新聞が身内の平井卓也候補に有利なように候補者批判をしたと。ただ、それでも香川1区では対向の小川さんが小選挙区当選を果たしたので、そのスタンスがそれほど有効ではなくなった可能性はあります。

 四国新聞は選挙を振り返る記事でプチ鹿島さんや僕のことをほぼ名指しで小川さんの「応援部隊」と書いていましたが、前回の記事にも書いたように僕たちは平井さんのパレードに参加し、街宣を最前列で聞き、平井事務所で開票結果を聞いていました。そこで見たものをレポートしたわけですから、受け手によっては平井さんの応援にだってなっていたと思います。

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