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太田光のようなスタンスの選挙特番があってもいい。見直すべきは選挙報道の“謎ルール”

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立憲民主党代表選の候補者たち

 さて、蓋を開けてみれば枝野さんは出馬せず、一切、口も出さないという立場を取りました。一番最初に出馬表明した小川淳也さんは推薦人20人を集めるのに苦慮していましたが、11月18日に立候補を正式表明しました。

 一方で逢坂誠二さんは党内最大グループが推すかたちで出馬。泉健太さんは旧国民民主党系の「新政権研究会」の支持を得て出馬。西村智奈美さんはジェンダー平等を掲げる党として女性代表を、という声に推されて出馬しました。

 自民党総裁選の影響も指摘されましたが、もう違う党とはいえ、民進党時代に蓮舫さんが代表を務めているのだから、わざわざ言うことで党として当たり前に女性候補が出る土壌になっていないことが見えてしまった気もします

 自民党総裁選でかつて野田聖子さんが推薦人が集まらず出馬断念したときも感じましたが、あらかじめ枠が決められている印象を持ってしまいます。泉さんは党の世代交代を印象づけることができる候補だと思いますが、自民党総裁選のような興行として成立するかは見どころです。

 自民党総裁選は各候補がさまざまな論点で多様な立場をとっているかのように見せることで自民党自体、そして岸田さんのPRに成功した興行でした。

“反国会派”の勝利となった2021年の衆院選

岸田文雄

首相官邸Twitterより

 この衆議院選挙の争点は、反国会派VS国会派であると僕は前から主張していました

 日本は、民が主である代表制民主主義を採用しています。われわれ国民は代理人を国会に送り込んで、予算や法案などの議論をしてもらうわけです。

 しかし、現政権は2021年6月16日に通常国会を閉会してから、この2年間、国会を開いていません(首班指名の臨時国会と、衆院選を受けた特別国会を除く)。野党の臨時国会の開会要求を拒否し、さらには憲法53条の「一定数の国会議員(どちらかの議院の総議員の4分の1以上)の要請があったら内閣は臨時国会を開かなければいけない」という規定を無視しています

 政権与党(自民党・公明党)は国会を開かない派(=反国会派)であるのに対して、野党は国会を開く派(=国会派)であるということです。今回は選挙の結果、反国会派が勝利したということになります。

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