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月12万円フードデリバリーを頼む港区民。配達員が受けたカルチャーショック

ビジネス

牛丼1杯で1000円に

すき家 牛丼

 印象に残っている注文は、意外にも牛丼の注文だったという。

「シンプルに、すき屋の牛丼並だけの注文があったんです。港区の人も庶民的なものを食べたいときがあるんだなぁと意外な一面でした。そのときは高級店のいい料理ばかりを運ぶプレッシャーから解放されて、なぜかありがたい気持ちになりました(笑)」

 ただ、ほかの牛丼の配達と違ったのが配達距離。配達距離が長いと送料も上がるので、普段の牛丼の注文だと1キロ以内の距離に収まるんですが、その注文は1.8キロも先でした。配送料を合わせると1000円近くになっていて、やっぱり港区の人は配送料なんて気にしていないんですよね

垣間見える港区民の人柄

 ウーバーイーツには、利用者がドライバーにプラスアルファでお金を払うチップ制度がある。このチップがもらえる確率が全然違うことにも驚いたとか。

「チップはだいたい100円から500円の間。運がよかったら1000~2000円もあると聞きます。外国人のお客さんにあたることが多いので、そのチップ文化の違いなのかもしれません。1日最低1件はもらいました。

 メインで配達してる板橋区ではまずそんなことないです。ドライバーからすると、港区の配達はそれが一番の魅力かもしれないです」

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