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いじめをLINEで謝罪されても…25歳男性が許せなかった中学時代のツラい記憶

コラム

 学校でのいじめが社会問題になって久しいですが、大人になってからも過去のいじめに苦しめられている人も多くいます。今回は、中学時代にいじめを受けていた男性のもとに届いた、あるLINEに関するエピソードをご紹介します。

いじめ・虐待イメージ

※画像はイメージです

 中学時代までとある地方に暮らしていたという大原孝泰さん(仮名・25歳)。その頃クラスメイトの男子数名から嫌がらせや暴力、暴言などのひどいいじめを受けており苦しい日々を過ごしていたそうです。

中学時代のいじめが今でも…

いじめで登校拒否ぎみだった僕を心配して、中学卒業とともに両親が東京への引っ越しを決めてくれました。高校からは新しい友だちや新しい環境の中で楽しく過ごしていましたし、今もその友達とは仲良くしています。でも未だにあの頃のツラい毎日を思い出して落ち込むことがあるんですよね」

 両親の配慮によっていじめの恐怖から抜け出すことができた大原さん。しかしその頃のトラウマが大人になった彼を今も苦しめています。とはいえ現在は平和に過ごしていた大原さんでしたが、ある出来事がきっかけでまたツラい日々を思い出してしまう事になるのです。

 ある日。大原さんが仕事を終えて家でくつろいでいると、LINEの通知が届きました。それは知らないIDからで、大原さんは不思議に思いながらもそのLINEを開いてみたのです。するとそこには……。

今さらすぎたLINEでの謝罪

「中学時代に僕をいじめていた主犯格でもあるAくんからのLINEでした。知り合い伝いに僕のLINEを聞いたらしく……彼だとわかった瞬間に、いじめの場面が鮮明にフラッシュバックして、吐き気にも似たような気持ちの悪い感情になったのを覚えています

LINE

※画像は取材を元にライターと編集部で作成(以下同じ)

 Aさんは、なぜ今になって大原さんにLINEをしてきたのでしょうか。それは、過去の謝罪のためでした。なんでも地元の女性と結婚するらしく、「いじめをしていた過去を彼女に知られたくないために謝罪したい」と言うのです。

「今さら謝罪されたって僕の苦しみがなくなるわけではありません。それならいじめなんてしないでほしかったとしか思えないです。それに、謝れば過去の過ちがすべてクリアになると思っているような態度が僕は許せませんでした」

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