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レトルトタイカレーの老舗が歩んだ20年「鯛のカレーと勘違いされた事も」

ビジネス

「この会社は大丈夫かな」と心配も

――私が辛いモノを食べすぎていたからなんですね(笑)。以前は「よくこんな辛い商品を売るなあ」と食べるたびに思っていたんですよ。

弓矢:実は最初の頃は私もそう思ってました(笑)。とにかく辛いし、当時の私はココナッツミルクがあまり得意ではなかったので。私の入社した年とタイカレーを発売した年が一緒だったんですよ。入社の研修時に開発の人から商品を渡されて、家で食べてみたら経験したことがない味だったので思わずビックリしちゃいまして。「この会社は大丈夫かな」と心配したくらいです(笑)。

 その後、タイに出張に行く機会があって、そこでタイ料理を食べたら美味しいなあとハマっていき、それから食べられるようになりました。今では自分でもビックリするくらい大好きですね。

グリーンが「圧倒的な人気」

ヤマモリ

根強い人気を誇る3種

――ヤマモリさんのタイカレーシリーズ。現在は何種類あるのでしょうか。

塚原:グリーン、レッド、イエロー、プーパッポン、マッサマン、パネーン、プリック、マンゴーの全8種類になります。

――初期からあるグリーン、レッド、イエローだと一番売れているのはやっぱりグリーンなんですか。

弓矢:圧倒的にグリーンですね。次に売れているのはイエローなんですが、最初はグリーンとレッドの並びだったんです。グリーンとレッドは両方とも辛いので、辛くないほうのイエローを……と手に取る人が増えていきまして、イエローのほうが徐々に売れるようになっていきました。日本のカレーのような風味も入っていて辛くないのでとっても食べやすいですよ。

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