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タワマンに住む長所&短所8つ。ローン返済額は年収の何割にすべきか

コラム

タワマンに住むメリットとデメリット

タワーマンション

【① エレベーターでの移動時間や利用量】
 およそ10階以下に住む場合にはあまり影響ないかもしれませんが、やはりタワーマンションに住むからには少しでも高い階層の部屋に住みたいですよね。階層が高ければ高いほど窓から見える景色も開放感ある眺望が広がるかと思いますが、その分、エレベーターでの昇降時間がかかったり、特に朝の通勤・通学時間には渋滞を避けられないのが現状です。

 現在は新型コロナウイルスの影響で宅配ボックスの利用も増えているかと思いますが、荷物の運び出しの際に移動の手間や重さを負担に感じている声もよく聞くようになりました。

 最近では複数のエレベーターを設置していたり、停止する階数を分けている工夫も見られますが、普段から移動時間を細かく気にしたり、人の多い場所に居るのが苦痛に感じやすい人にとっては、これらの特徴は負担になりやすいでしょう。

【② 設備やサービスの充実性】
 特に最近のタワーマンションでは、付帯する共用設備やサービスが非常に充実しています。一般的に普及している宅配ボックスや専用のごみ置き場はもちろんのこと、フィットネスやラウンジ、パーティールーム、図書館など、利便性はますます向上しています。

 まして、おうち時間が圧倒的に増加している時期だからこそ、その需要や価値はとても大きいものとなっています。しかしその反面、マンション内で一通りの用が足りる状態のため、外出する機会が減ってしまう可能性もあります。

 その結果、マンション内でのコミュニティが形成され、後述する人間関係でのトラブルや疲労が発生した場合には快適に生活しづらい状況になることもあります。

オンラインゲームで遊ぶ人には見逃せない条件も

【③ 人間関係】
 前項でも伝えたとおり、限られた範囲のコミュニティが形成されマンションの居住者同士で距離が近くなった場合、どうしても嫌な面が見えたり、トラブルが発生しやすくなったります。また、テレビなどでもよく報道されるように、居住階数や配偶者の職業・地位などによって多少なりとも立ち位置が分けられたり、見下しやマウント取りが発生するケースもあるようです。人間関係や人目を気にしがちな人にとっては辛い状況になり得る可能性があります。

【④ ベランダ干しが難しい】
 より高層階に住んだ場合、美しい眺望を望める反面、ベランダがなかったり、洗濯物などの外干しが禁止(そもそも窓の開放が禁止)されたりしているマンションが多くあります。

 これはマンションの景観を保つためだったり、落下防止などの安全面から規定されているものです。現代では優れた乾燥機能を搭載した洗濯機や浴室乾燥機があるので、そちらで対処できるのであれば問題ないと思いますが、「布団やカーペットは外に干したい」などとこだわる人には気になるポイントになるでしょう。

【⑤ 電波の通信性】
 高層であるがゆえに、携帯電話やWi-Fi機器の電波がつながりにくくなってしまうことがあります。これは電波を送っている基地局との高低差や距離、電波の流れる方向の特性などが関係するものですが、普段よく動画を観たりオンラインゲームで遊んだりする人にとっては見逃せない条件になりますよね。

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