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リモートワーク推進のご時世で「郊外の物件」を購入するのはアリか

コラム

 2020年1月に新型コロナウイルスの感染者が初めて確認されてから1年半以上が過ぎました。新型コロナウイルスの長期化を受けて「新しい生活様式」が求められる今日、働き方も変化し、各企業ではリモートワークが当たり前になりました。

電話 リモートワーク

※画像はイメージです(以下同じ)

 そのような状況下で現在じわりじわりと注目されつつある「コロナ移住」。「実際郊外の不動産ってどうなの?」そんな疑問にお答えしつつ、今回は郊外の不動産におけるメリット・デメリットをお伝えしていこうと思います。

そもそも郊外とはどこを指しているのか

 そもそも郊外とはどこを指しているのか。この問いに、明確な答えはありませんが、広辞苑では「都市の周辺にあって,森林・田畑などが比較的多い住宅地区」と定義されています。

 つまり、田舎まではいかないけれど都会的な閉鎖感はない事を言います。都市郊外部における大規模ニュータウンも増え、その数2000個以上とも言われています。特に大阪にある「千里ニュータウン」はご存じの方も多いのではないしょうか。日本で最初の大規模ニュータウン開発として有名で、現在も人口推移を保っている大規模ニュータウンです。

 閑静さが売りの郊外物件ですが、住む最大のメリットは「価格の手頃さ」ではないでしょうか。同じ価格の物件でも、郊外物件では平米数が広く設備が整っており、より理想に近い物件に出合うことができます。誰もが憧れるマイホームも、都心部で建てようと思うとなかなか理想の間取りで建てられないのが実状です。しかし郊外では土地に余裕があるので多少の融通は利きます。

生活必需品も安く揃えられる

郊外

 これらについては、不動産だけに限らず物価においても言えます。例えば郊外の場合、直売店が多いので新鮮な野菜や果物が比較的安価で購入することができます。また駐車場が併設されたショッピングモールが多いので、都市部に比べると生活必需品を安く購入でき、物品購入の選択肢が広がります

 2020年6月19日に総務省が発表した「令和元年平均消費者物価地域差指数(全国平均を100とした指数)」によると、全国で最も高い東京都の総合指数が105.4ポイントに対して1番数値が低い群馬県は96.7ポイントとなり、その差は8.3%という結果がでています。

<※(群馬県96.7-東京都区部105.4)÷東京都区部105.4×100=▲8.3%)>

 環境面においても都市部に比べて、緑が多く、自然環境に優れ車も利用しやすいので、子育て世代は特に住みやすいと言えるのではないのでしょうか。

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