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“新入社員いびり”がヒドい女性上司の肩身が狭くなった、意外なきっかけ

コラム

中途採用で転機が訪れる

明るい職場

 半年が過ぎた頃、社員不足により中途採用を行うことになります。そこであの日、帰り道で話した社員の友人であるAさんが入社。新しく入社したAさんは、前職でのスキルを活かし、すぐに仕事に慣れた様子をみせます。

「Aさんにはもともと知り合いの社員がいたので、社員同士の会話が増えていきました。それで、今まで我慢してきたいじめや理不尽な出来事について吐き出せるようになると、他の社員も私と同じようにNさんを苦手に感じていたことがわかりました」

 社員同士が仲よくなることで、Nさんの表情は曇りはじめました。そして、数人の社員が今までの嫌がらせについて相談し、問題視されるようになったのでした。

肩身が狭くなる新人いじめの犯人

 中途採用の社員が入ることによって風通しがよくなり、雰囲気の変わった職場。飯田さんは以前よりのびのびと働けるようになったといいます。

「ある日の朝礼で、やっと社長から新人いじめについて話がありました。さすがにNさんの名前は出していませんでしたが、当の本人をみると、うつむいていましたね。これを機に新人を標的とするいじめはなくなったので、とりあえずよかったのかなと思います」

 結局、Nさんは肩身が狭くなり、ほかの社員に気を遣って行動するように。「因果応報」という言葉があるように、他人にした行為は良くも悪くも自分に返ってくると心に留めておいたほうがいいのかもしれません。

<取材・文/Honoka Yan イラスト/野田せいぞ(@nodanosei)>

特集[令和のスカッとした話

ライター、ダンサー、purple millennium運営。
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