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東大・京大生の頭の使い方とは?誰でもできる「記憶法」の極意

学び

「絵コンテ記憶法」で英単語を学ぶ

archive(アーカイブ)保管する:赤いブタを保管する
janitor(ジャニター)用務員(管理人):ジャニーズのように華麗にターンしている用務員さんがいる

 英語の発音をカタカナ化することには賛否両論がありますが、ここは暗記しやすいゴロ合わせの例としてご覧ください。「赤いブタを保管する」というゴロを淡々と100回繰り返すのではなく、一度、どんなシーンか想像をめぐらして見ましょう。例えば、

・部屋の隅に段ボール箱があって、開けてみると赤いブタが保管されていた。
・檻の中に、赤いブタが保管されていた。

 その他にもいろいろなアイデアが出てくるかと思います。

 この、ワンシーンを思い浮かべながら「赤いブタを保管する」と唱えると、記憶に定着しやすくなることを感じられると思います。さらに、そのシーンを実際に絵コンテ(映像作品を制作するときに、流れを略画で表現したもの)で描いてみてください。頭の中に浮かぶイメージが、更に鮮明になったことと思います。

建築基準法でショートストーリーを作る

マンション 物件

 では、宅建などの試験に出る、建築基準法の中から例を出して見ましょう。

<延べ面積が千平方メートルを超える建築物は、防火上有効な構造の防火壁によって有効に区画し、かつ、各区画の床面積の合計をそれぞれ千平方メートル以内としなければならない(建築基準法第26条)>

 この条文を分解していくと、最も重要なポイントは、「防火壁は1,000平方メートル」ということですね。そこで、1,000平方メートルをゴロで、センヘイベイ→センへーベイ→センベイ→煎餅とし、防火壁と煎餅を関連付けるワンシーンになるショートストーリーを作って見ましょう。

「防火壁が、煎餅(せんべい)でできている」。いかがですか? 「煎餅でできている防火壁を火炎放射器で炙っても燃えない」というシーンをイメージして見ると、さらに記憶に定着しやすいですよね。このように、ゴロ合わせを「イメージ化できるゴロ」にすることで、記憶に定着しやすくなるのです。

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