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“霊感が強い”彼氏を部屋に招いた26歳女性の災難「彼がいきなり大声で…」

コラム

いきなり絶叫して腰を抜かした

心霊

「ドアを開けた瞬間からテンションが低い。そしてなぜか恐る恐る部屋に入ってきたんです。一体、何なんだろうと思いました。しかもソファに座ろうとした時に、いきなり大声をあげながら腰を抜かしたんです。こっちがビックリしましたよ」

 その後も彼は終始挙動不審。泊まっていく予定だったのにしきりに「やっぱり俺の部屋に来て」としつこく言うのです。

「あまりに様子がおかしかったんで、仕方なく彼の家に移動しました。自宅に着くなり、重いトーンで『実はめっちゃ霊感あるんだ。裕美の家のロフトから、中学生くらいの子が身を乗り出していた。ずっと見てるから怖くなっちゃって』と……。その話を聞いた瞬間に私も悲鳴をあげてました」

 毎日そのロフトで寝ていた裕美さんは、恐ろしくてたまらなくなってしまいました。

せっかくの一人暮らしもあえなく終了

「霊感が強いという彼は、友人の内見に付き合い、安心な部屋かどうかをアドバイスしていたりもしたそうです。残念そうに『もう少し早く付き合ってたら教えてあげられたのに』と言われました」

 結局、大の怖がりだった裕美さんは自宅のマンションに怖くて帰れず、翌月には実家にUターンしてしまいました

「怖すぎて全て引っ越し業者に任せましたし、お祓(はら)いにも行きました。家族には『あんた、何のために出てったのと』と笑われ、念願の一人暮らしはお金をドブに捨てて終わりました」

 彼氏の話をすんなり聞き入れて、引っ越しまでしまった裕美さん。その後一緒に住んでいる部屋には、念入りに内見した甲斐もあってか、今のところ幽霊は出ておらず、彼氏との関係も良好だそうです。

<TEXT/吉沢さりぃ イラスト/パウロタスク(@paultaskart)>

ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。近著に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)がある。『日刊SPA!』『BLOGOS』などで執筆。趣味は飲酒
Twitter:@sally_y0720

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