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「七光りから始まっている」柄本時生が明かす、将来の野望と兄貴への思い

暮らし

自分の場所を見つけた兄への気持ち

柄本

――お兄さんのことを昔から「かっこいい」と発言されていますが、少し前にラジオで『バイプレイヤーズ』の松居大悟監督と、「かっこいいと思っている気持ちに、羨ましいという感情が加わってきた」とお話していました。

柄本:言いましたね。羨ましいと思いました。なんだろう、最近の兄ちゃんを見たときに、あの人の映画フリークぶりを出せる場所がやっとできたんだなと感じるようになったんです。作品を観ていて、「あ、あのしぐさは、あの映画のあそこからもらってるな」とか。兄ちゃんはほんと映画フリークなんですけど、それを出せるようになった。場所ができたんだなと、羨ましいと感じましたね。

――お兄さんには自分の場所ができたということですが、時生さん自身の野望は?

柄本:僕は、すごく恵まれた人間だったので、これから俳優という人間っぽくなれたらと思います。何を言ってるか分からないですよね(苦笑)。七光りから始まっている人間なので、ちゃんと俳優として、自分という人間になりたいのかな。まぁ楽しくお仕事ができるようになれたらいいですね。

<取材・文・撮影/望月ふみ>

ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画周辺のインタビュー取材を軸に、テレビドラマや芝居など、エンタメ系の記事を雑誌やWEBに執筆している。親類縁者で唯一の映画好きとして育った突然変異
Twitter:@mochi_fumi

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(C) 2021「BLUE/ブルー」製作委員会

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