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iPhoneをシャワーで洗っても大丈夫?人気声優の投稿にプロが“マジ解説”

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帰宅後はすぐにスマホの消毒を!

 最初にも書いたが、「スマホを洗いたい」という気持ち自体は理解できるし、むしろ正当な衛生観念である。新型コロナウイルスが市中に蔓延している状況では、接触感染を防ぐためにも、持ち回り品は清潔に保つことが望ましい。

 町へ出ると、電車のつり革やドアノブ、エレベーターのボタン、紙幣・硬貨など、不特定多数が接したものに触る機会が多い。したがって町にいる間、我々の手指は汚染されているということになる。

 たとえば、満員電車のつり革を掴んだ手でスマホのタッチパネルを操作したとする。その後、家に帰ってていねいに手洗いをしたとしても、もしスマホの表面にウイルスが付着していたら、操作するたびに手指が汚染されることになる。このウイルスが粘膜や呼吸器を通じて体内に侵入し、結果として感染する可能性がある。

 これは望ましくないので、帰宅後には極力持ち回り品、特にスマホを拭くようにするべきである。ここでは、アルコールが含有される市販製品を使えば問題ないはずだ。

実はあった“洗えるスマホ”

arrows

※富士通公式サイトより

 ただし大量のアルコール液を吹きつけると、液体が筐体の内部に侵入し、悪さをするおそれがある。除菌液を染み込ませたティッシュペーパーや紙ナプキンなどで、全体をくまなく拭くようにしよう

 小泉さんの「iPhoneシャワー」はマズかったわけだが、しかし「スマホを洗いたい」という声は、スマートフォンの日本上陸以来常に存在している。国内スマホメーカーである富士通の調べによれば、「スマホを洗いたい人」は全体の74%に上るそうだ。

“iPhone 1強”状態の日本ではあまり話題にならないが、国産Android機には「洗えるスマホ」が多数存在する。たとえば富士通の最新機種「arrows 5G F-51A」は、丸洗いできるという利点をプッシュしており、泡ハンドソープまたは食器用洗剤を付けて洗うようアドバイスしている(ただしこれはF-51Aに限った話で、他のスマホを同じようにして洗うべきではない)。

 手洗いと同じタイミングでスマホを清潔に保てるというのは、iPhoneにはないメリットである。どうしてもスマホを水で洗いたい、という人にとっては、有力な選択肢になるのではないだろうか。

<TEXT/ジャンヤー宇都>

「平成時代の子ども文化」全般を愛するフリーライター。単著に『多摩あるある』と『オタサーの姫 〜オタク過密時代の植生学〜』(ともにTOブックス)ほか雑誌・MOOKなどに執筆

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