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イーロン・マスクはTwitterをどう変えるのか。買収で“ユーザー離れ”の可能性も

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 鉛筆でも包丁でも、使うためにはまずモノとして買う必要があるわけだが、Webの世界では必ずしもそういうわけではなくて、我々はTwitterやInstagramといったSNSを「買わずに」利用している。

イーロン・マスク

イーロン・マスク氏 © Hutchinsphoto  Dreamstime.com

 ところが「Twitterを買う」という稀有な経験をしたのが、アメリカの大富豪イーロン・マスク氏だ。Webサービスを提供するTwitter社そのものを買収してしまったのである。

 当初は敵対的TOBになると報じられたが、米国時間の4月25日、Twitter社とマスクは合意に達し、世界有数のSNSプラットフォームが彼の手元に収まることになった。今回は、マスクによるTwitter買収で何が起こるのかを予測してみたい。

SNSアップデートの“失敗例”

 時間をすこし遡ると、2000年代に日本最大のSNSだった「mixi」(ミクシィ)が衰退したきっかけは、仕様の変更だった。とりわけ「足あと」機能の廃止(後に復活)でユーザーを失ったほか、スマートフォン向けアプリで出遅れたことも痛手となった。

 買収以降、Twitterにも同様のことが起こるのではと予測する向きもある。所有者であるマスク氏がTwitterの運営チームに提案する仕様によっては、SNSとしての地位を大きく損ないかねない。

Twitterは何を目指しているのか

ツイッター

画像はイメージです(以下同じ)

 実際に過去数年にわたり、Twitterの“新機能”は迷走してきた。一番の好例が「フリート」機能だろう。投稿後24時間で削除される“一時的なツイート”として2020年に実装されたが、採用後1年も待たずに廃止された

 また、音声チャットアプリの「Clubhouse」を真似て作ったと思われる「スペース」という新機能もあるが、大半のユーザーは日常的にスペースに参加していない。フリート同様、一部のユーザーは活発に利用しているが、さほど支持率の高いサービスではないように思える。

 内輪向けの情報発信に使われる機能が、最近実装された「コミュニティ」と「サークル」だ。どちらも限られたユーザーを対象に情報発信を行うものであり、mixi的である。

 これらはマスク体制と関係なく開発されたものだが、Twitterが目指しているものは、かつてのmixiのような“湿っぽいSNS”なのかもしれない。

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