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20代社員、社外秘書類を紛失!発見者に「意外なモノ」を請求されてしまう

コラム

 ひとたび個人情報の漏洩が起これば会社の株価を大きく下げることにもなるこのご時世、従業員にも個人情報保護の徹底が求められています。金融系企業で営業職についている佐渡省吾さん(仮名・31歳)は、個人情報の管理にまつわる苦い思い出があるそうです。

個人情報

画像はイメージです(以下同じ)

たまたま電話ボックスを使うことに

「今思い返しても胃が痛くなりますよ。衝撃的なことがあった時に『頭が真っ白になる』と言いますが、まさにそんな体験でした」

 それは佐渡さんが入社して3年目、まだ20代だったある日の営業中のこと。

「出先でテレアポをするとき、いつもは携帯から掛けるのですが、その日は早々と電池切れに。でも顧客リストに連絡先が控えてあったので、たまたま近くにあった電話ボックスを使って見ることにしました。その後無事商談を終え、帰社すると、デスクの上に『お客様センター』の担当からのメモが置いてありました」

社外秘のリストを紛失…

kokyaku

「どうしても連絡を取りたいという人物から何度も電話が掛かってきているとのことでした。特に覚えはありませんでしたが、やむなく携帯番号に折り返したところ、『電話ボックスに台帳を忘れていかなかった?』と言われたんです」

 その言葉を聞いて、佐渡さんは血の気が引くような思いがしたといいます。

「すぐにカバンを調べてみたところ、テレアポの時に使った顧客リストがないことに気づきました。顧客が購入している金融商品の内容なども記載されているリストで、無くしたことが会社にバレたら懲戒処分を受けるでしょうね

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