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クリスマスが大嫌いな26歳女性、原因は「彼氏との自宅パーティのトラウマ」

暮らし

彼氏側にもサプライズ計画があった

「何かモヤモヤするので近くに行って聞き耳を立ててみると、『すみません、今日の予約キャンセルで……』と電話越しに平謝りしていたんです

 実は彼氏のほうでも何も用意をしていないフリをしながら、アサミさんのためにサプライズで計画してくれていたんだとか。

「私が『行ってみたい』と話した鉄板焼屋さんに加え、シティホテルの予約までとってくれてたようです。私のご飯なんていつでも食べられますから『せっかくだから今から行こう!』と提案しましたが、『こんなに支度してくれたんだから悪いよ。今日はこのまま楽しもう』と、お互い気を遣い、話が進まなくなったんです。段々と口調もキツくなり、最後は『もうキャンセルしたんだからいいんだよ!』という彼の怒号が飛ぶ始末……」

 いったん話のカタがついたとはいえ、何とも言えない雰囲気が続いてしまい、とても恋人同士のクリスマスの空気ではなかったようです。

関係が自然消滅してしまう

カップル 喧嘩

「それから、一応プレゼントを渡して、私ももらうっていうことはしたんですが、2人ともテンションが低いまま、とりあえずお礼だけ言い合うみたいな」

 結局、いつもの2人には戻れないまま、翌日を迎えてしまいます。

「普段なら、早くても昼過ぎまではいるのに、『仕事が残ってる』と言い訳をして帰って行きました。きっと微妙な空気に耐えられなかったんでしょうね。車まで送って行ったら、助手席に小さい花束もあったんですよ。予約していた店に行く前にくれる予定だったと想像したら、申し訳ない気持ちで一杯になりました」

 残念ながら気まずさが緩和されることもなく、2人の関係は自然消滅してしまったそうです。

「ずっとわだかまりが消えず、連絡も少なくなり、いつのまにか別れていました。こんな体験をしてしまったので、周りの彼氏持ちはウキウキしながらクリスマスを心待ちにしていますけど、私は戦々恐々としています」

 現在の彼とはすれ違いがないように予定をきっちり相談して、去年のような失敗を犯さないようにしているというアサミさん。今年は楽しくクリスマスが過ごせることを祈ります。

<取材・文/吉沢さりぃ イラスト/田山佳澄>

ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。近著に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)がある。『日刊SPA!』『BLOGOS』などで執筆。趣味は飲酒
Twitter:@sally_y0720

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