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炎上した「au新料金プラン」を検証。ドコモ対抗プランはまだ先か

ガジェット

 菅義偉首相の肝いりの政策で進められている携帯電話料金の値下げ。武田良太総務大臣の「(携帯事業社に)誠意を見せてほしい」という発言を受けてか、ここに来て携帯事業各社が具体的な料金プランを発表しだした。

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データ使い放題プランにAmazonプライムなどが付属する(画像はKDDIニュースリリースより)

 auが12月9日に発表した新料金プラン「データMAX 5G with Amazonプライム」。ドコモが12月3日に発表した新プラン「ahamo」(20GBで月2980円、5分以内の国内通話無料)に比べるとお得感が薄く、ネットでは炎上と言えるほど不満の声も挙がっている。
 auは2021年1月に、他社に対抗する新料金をさらに発表したいと言っている。今回は、12月に発表されたプラン内容とお得度を検証してみた。

データ使い放題にアマプラと動画サービスが付属

 今回発表されたauの新プラン「データMAX 5G with Amazonプライム」は、5Gスマホ向けデータ使い放題プラン「データMAX 5G」に、「Amazonプライム」と、KDDIとテレビ朝日による動画配信サービス「TELASA」が付いたもの。

 月額料金は、割引適用前で9350円(税抜き、以下同)。auでは「各種割引を適用することで3760円になる」とうたっているが、この金額は2年契約に加えて4人での「家族割プラス」の利用や、「auスマートバリュー」への加入など、さまざまな割引を目一杯使った場合の話だ。実際にこれらがすべて適用されるケースは少ないだろう。

 また、各種割引のうち「スマホ応援割III」は6か月、「5Gスタート割」は12か月限定となり、この先ずっと適用されるわけではない。

「割引適用前」の料金でお得度を検証すると…

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KDDIのニュースリリースページに掲載されている料金表。割引を目一杯適用すればお得に見えるが、あまり現実的ではないだろう

 以上を踏まえ、各種割引適用前の料金で同プランのお得度を検証してみよう。

「データMAX 5G」単体のプランは月額8650円、今回の「with Amazonプライムプラン」は9350円だが、これらは税抜き価格なので、税込みだとそれぞれ1万285円と9515円となる。

 Amazonプライム単体の料金は、月間契約のプランなら500円/月。年間プランの場合は4900円/年なので月あたりの金額は408円となる。また、TELASAの月額料金は562円だ。

 データMAX 5Gおよび両サービスをそれぞれ単体契約すると、Amazonプライムが月間契約の場合で計1万577円。auの新プランを利用した場合との差額はわずか292円だ

 もっとも、auが用意している割引のうち期間限定の「スマホ応援割III」や「5Gスタート割」は多くのユーザーに適用されるので、プラン契約当初はこれより少し安くなるケースが多いだろう。しかし、長期的に見た場合のお得度はこの通り微々たるものとなる

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新プランと、付属サービスを単体契約した場合の料金を「各種割引適用前」の金額で比較してみた(表は筆者作成)

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