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25歳女性が「僧侶」になった理由と、同世代に言いたいこと

1人の若者として違和感を覚えたことも

浄土真宗

「私は多くの人に布教する立場にあるので、若い女性であるからこそ多くの人とコミュニケーションができていると感じています。特にあまり仏教に馴染みのない若者が、自分と話すことで興味を持ってくれることがあり、嬉しく思います

 実際に、地元のカフェなどで若者に声をかけられることも多く、本人は自分の活動を通じて仏教と接する間口を広げられることをポジティブに捉えている。一方で、世間の高齢者に対する風当たりの強さには違和感を覚えているという。

今は高齢者を思いやるという感覚が不足しているように思います。高齢になっても幸せでなければ、若者も将来に希望を持つことはできません。世代間の対立ばかりが目立ちますが、社会が高齢者を尊敬する姿勢を取り戻すべきだと思っています」

コロナによって仏教のあり方が問い直されている

 仏教は法話や法要などで、日本人の生活に深く関係してきた。しかし、コロナの流行により、仏教のあり方が問い直されているという。

「コロナでお寺の法要や法事、葬式などのほとんどが中止になりました。その代わり、SNSを始めるお坊さんが増えたり、YouTubeで法要をライブ配信するお寺も出てきました。コロナで活動がオンラインに移行したのは仏教も例外ではありません」

 また、コロナによってオンライン中心のコミュニケーションになったことで、リアルの重要性が増しているという。

「コロナによって仕事のコミュニケーション方法が変わると、ベテランの人たちほどオンラインでのコミュニケーションに疑問を持つようになった。オンラインでは感じられない何かを知っていることは大事だと感じていて、それを知らないと人生の豊かさを失ってしまうことになると思います。こんな時代だからこそ、リアルなコミュニケーションを通じて宗教や哲学を伝えていく働き方が重要なんじゃないかなと思っています

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